キアヌ・リーヴスとの10年ぶりの共演に喜びを語ったアナ・デ・アルマス
本作は、シリーズ第三作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)とクロスオーバーした時系列で描かれる「ジョン・ウィック」シリーズ最新作。

アナ・デ・アルマス
幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる主人公・イヴを演じるアナ・デ・アルマスは「キアヌとチャドが創り上げたこのシリーズに力強い女性の姿とカッコよさを吹き込めたのは素晴らしい経験でした。ずっとこのシリーズの一部になりたいと思っていたので!」と興奮を抑えられない様子。「才能が溢れるたくさんの方達と仕事ができて光栄でした。皆がそれぞれ準備をし、責任を持って最高の仕事をしているので信頼できました。とても楽しかったし、クリエイティブな撮影現場で、毎回新鮮でした。素晴らしかったです!」と撮影を振り返った。
さらに、約10年ぶりとなるリーヴスとの共演について「まだ英語すら喋れない私にとってキアヌと共演した『ノック・ノック』は私にとってキャリアの突破口だったんです。それが今、このプレミアで彼と並んでいるなんて本当にクレイジー!撮影は体中、痣だらけで大変だったけど、彼はいつもサポートしてくれたわ」とリーヴスへのリスペクトと感謝を語った。

キアヌ・リーヴス
そのリーヴスは、ジョン・ウィックを演じるのは本作で5度目。「最高だよ!とても興奮してる!」とアナ同様に大興奮しながら、自身が築き上げてきた「ジョン・ウィック」ワールドが『バレリーナ』として拡大していくことについて「この作品は『ジョン・ウィック』の世界観を完璧に守りつつ、さらに新たなキャラクター、より深い物語によってその世界観が探求されている。何よりもアナが役に燃やしてくれた情熱に感謝したい。彼女は本当に楽しそうだったよ」とアナのプロフェッショナルな仕事ぶりと、作品への深い愛情がこもった賛辞を贈った。
さらに「あなたにとって『ジョン・ウィック』とは?」という質問には感慨深く頷きながら「生涯の役だね。映画製作という作業の中で生まれた友情と絆の結晶だ。僕のキャリアに大きな変化と衝撃を与えてくれた役なんだ。」と語った。

ノーマン・リーダス
謎の暗殺教団の手がかりを握るパインを演じるのは、リーヴスとも長年親交がある「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダス。「最高だね。普段僕みたいな、野蛮で、血にまみれて、人を刺し殺す役を得意とする役者がこの世界観に参加するのは自然な進歩だよね?」と茶目っ気たっぷりにシリーズへの参加を喜んでいた。さらに兼ねてより「ジョン・ウィック」シリーズのファンだったリーダスは「シリーズは100万回見てるけど、さらにこのシリーズが大好きになったよ!」と最新作が「ジョン・ウィック」ファンにも納得の出来栄えだと自信を持ってアピールした。

右端がレン・ワイズマン監督
一貫してシリーズを監督してきたチャド・スタエルスキ監督から、メガホンを継承したレン・ワイズマン監督。本作を作るにあたり意識した点について「たくさんあるけど、最も意識したのは作品の『トーン』、雰囲気かな。このような作品の場合、アクションが素晴らしいだけではなく感情を意識して作らなければいけない。たとえば、アクションのシーンを撮影している時にウィンクやスマイルを入れることでライトな瞬間を作りたい時もあれば、感情に突き動かされるようなシーンではそういう仕草は入れない」とアクションシーンの演出について言及。
またお気に入りのシーンについて「たくさんあるけど、手榴弾で戦うシーンかな。私が脚本を展開するにあたって初めて考察して作成したシーンだから」は、既に日本でも解禁済みの特報でも披露されシーンだと語った。また「日本の皆さんこんにちは!皆さんに会ってこの作品をお届けするのを楽しみにしています。ぜひこの作品を楽しんで、カッコよさを実感してください。」と日本のファンへの愛溢れるメッセージも贈ってくれた。
- YouTube
youtu.be今作では製作に回ったシリーズの創造神、チャド・スタエルスキは最後に「アナと一緒にこの愛すべきシリーズを拡大する作業は本当に最高だったよ。アナはこのシリーズにさらなる強靭さとユーモアを加えてくれた」と新たな復讐の女神を演じ切ったアナを手放しで賞賛した。

チャド・スタエルスキ
イベントには上記の面々のほか、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で盲目の殺し屋・ケインを演じたドニー・イェン、そしてペドロ・パスカルらもゲストとして来場し会場を盛り上げた。

(右)ペドロ・パスカル

(右)ドニー・イェン
『バレリーナ:The World of John Wick』
8月22日(金)全国公開
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