2025年7月18日(金)よりシネマート新宿にて【新宿ハードコア傑作選】が開催となるが、その中の上映作品の1本『キング・オブ・ニューヨーク』の全国順次公開が決定。あわせてメインビジュアルも解禁になった。

『ゴッドファーザー』『スカーフェイス』『グッド・フェローズ』…でもほんとの“キング”はこれだ!

『ディア・ハンター』(78)、『デッドゾーン』(83)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)、昨今は『デューン 砂の惑星 PART2』(24)にも出演、半世紀以上インディーズからメジャー映画まで様々なキャラクターを演じてきた個性派俳優にして名優、クリストファー・ウォーケンと、本国はもとより欧州で絶大な支持を集めるインディーズ映画界の重鎮にして鬼才、アベル・フェラーラが初めてタッグを組んだマフィア映画が『キング・オブ・ニューヨーク』だ。
ソフト化はされているもののすでに絶版、加えて上映機会が滅多にない本作、先日解禁された【新宿ハードコア傑作選】内での上映への多大な反響をうけ、この度特別に全国順次公開決定!2024年、ハーヴェイ・カイテルの全裸ビジュアルとともに映画ファンに衝撃を与えた『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』に続き、フェラーラ監督の異色作が初のリバイバル公開となる。のちに『アディクション』(95)、『フューネラル』(96)、『ニューローズ・ホテル』(98)などフェラーラ映画の常連となるウォーケンが本作で演じるのは、黒人マフィアを束ねるカリスマ的ボス、フランク・ホワイト。ラッパーのノトーリアス・B.I.G.が名乗る別名「フランク・ホワイト」は『キング・オブ・ニューヨーク』が由来で、ほか、50セントがインスピレーションを公言、2020年に亡くなったポップ・スモークも「Christopher Walking」という曲を発表するなど、アル・パチーノの『スカーフェイス』(83)に並び、ヒップホップ界から熱烈に歓迎された映画としても知られている。また、ローレンス・フィッシュバーン、ウェズリー・スナイプスといった当時若手の黒人俳優たち、ジョン・タトゥーロ、デヴィッド・カルーソ、ヴィクター・アルゴ、スティーヴ・ブシェミといった名優たちが脇を固めているのも見どころだ。この度、ウォーケンがニューヨークの街並みに降臨するイラストをデザインしたビジュアルも解禁。

青と黒で統一されたニューヨークの街並み、容赦ないバイオレンス・アクション、痛みも麻痺しそうなほどの危険な酩酊感あふれる映像のなか、猥雑であり高潔、聖と俗、大真面目さとユーモア、悪徳と美徳のはざまで揺れうごくフェラーラ哲学が光るカルト・ギャングスタ・ムービーだ。

キング・オブ・ニューヨーク King of New York
1990 / アメリカ / 104分 / カラー
監督:アベル・フェラーラ 製作総指揮:ジェイ・ジュリアン、ヴィットリオ・スクイランテ 製作:アウグスト・カミニート、メアリー・ケイン 脚本:ニコラス・セント・ジョン 撮影:ボジャン・バゼリ 編集:アンソニー・レドマン 音楽:ジョー・デリア
出演:クリストファー・ウォーケン、ローレンス・フィッシュバーン、ヴィクター・アルゴ、デヴィッド・カルーソ、ウェズリー・スナイプス、スティーヴ・ブシェミ、ジャネット・ジュリアン、ジャンカルロ・エスポジート、ハロルド・ペリノー・ジュニア、テレサ・ランドル、ジョン・タトゥーロ
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム

©1990 RTI.

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