『ジョーズ』の大ヒットで注目されたのは、若き才能スティーヴン・スピルバーグだけでなく、巨大なホオジロザメと戦う男たちを演じた3人の男優も同様で、その後のキャリアに大きな変化が見られました。それぞれの頭文字を取って「3人のR」とも呼ばれた彼らはその後、どんな道のりをたどったのでしょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

『ジョーズ』でクローズアップされた2人の女優たち

ロレイン・ゲイリー(エレン・ブロディ役)

画像: ロレイン・ゲイリー(エレン・ブロディ役)

2人の幼い息子と共にニューヨークからアミティ島にやってきたブロディ署長の妻。海が苦手というのに人食いザメ退治に出かけた夫の安否を案じている。TV出身のロレインは、実は『ジョーズ』が映画デビュー作。映画製作者シド・シャインバーグ夫人で、パート2とスピルバーグの『1941』の出演を最後に女優を引退したが、第4作『ジョーズ’87/復讐篇』に主演で復帰。しかしその後は完全に引退している。ちなみに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロレイン(リー・トンプソン演)は彼女の名前にちなんでいる。

スーザン・バックリニー(クリッシー役)

画像: スーザン・バックリニー(クリッシー役)

冒頭のシーンで、全裸で夜のビーチに飛び込み泳いでいたところを人食いザメに襲われる最初の犠牲者で、出番はわずかながら映画を見た人なら誰でも記憶に残っている役。『ジョーズ』の後、いくつかの映画、TVに出演したが、同じくスピルバーグのコメディ大作『1941』で『ジョーズ』のパロディ・シーンを自ら演じたのが一番印象的なくらいで、ほどなく女優を引退。映画界を離れてからコンピューター会計士として活躍していたが、昨年77歳で心筋梗塞のため急死したニュースが報じられるとファンから追悼の言葉が相次いだ。

画像: 【『ジョーズ』製作50周年記念特集】『ジョーズ』で人気爆発した3人のR~彼らのその後~

『ジョーズ』

4K Ultra HD+ブルーレイ:6,589 円
Blu-ray:2,075 円
DVD:1,572 円 (税込み)
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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