数多の香港アクション映画でスタントを担当し、俳優としても『ハード・ボイルド /新・男たちの挽歌』等に出演するトン・ワイが主演を務め、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』ののテレンス・ラウ、フィリップ・ンも出演する『スタントマン 武替道』。この度、同作よりトン・ワイ演じるサムがブルース・リーの前に立つ場面を収めた本編映像が解禁された。

『燃えよドラゴン』でリーの弟子役を演じたトン・ワイならではのシーンに

香港映画界を超えて、世界中の映画ファンから愛されているブルース・リー。本作の主人公サムを演じるトン・ワイは『燃えよドラゴン』(1973)の中で「Don’t think. Feel(考えるな、感じろ)」という後世に残るブルース・リーの金言を最も近くで聞いたあの弟子役の少年である。ブルース・リーを見上げていたトン・ワイ少年も今や67歳。今回解禁となったのは、そんなトン・ワイ演じるサムがブルース・リーの銅像を前にするシーンだ。

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ブルース・リーの銅像を見ながら物思いにふけるサム。かつての香港アクション映画栄光の日々は遠い昔になってしまったことに寂しさを覚えていると「仲間が集まったのにもう帰っちまうのか?」と、サムがアクション監督の現役時代に手を組んでいたチョー監督が声をかける。

「新作を撮るから頼んだぞ!」サムへのまさかの申し出に、冗談だろと鼻で笑いながら「二十数年ぶりに?」と答える。「出資者も見つけた。監督は俺、アクション監督はお前だ」撮影中の事故が原因で映画業界から距離を置いているサムだが、その才能を信じて抜擢を決断。

しかし当のサムは「あそこのブルース・リー像、横の木が伸びれば隠れちまう。もう、よそう」と乗り気ではない。「8階から跳べた男が何を恐れる?」発破をかけるチョー監督。それでも「失敗すれば8階から落ちるより悲惨だ」と、自身が現役の時とは時代は変わっていることを感じているサムに対し「お前のせいじゃない、みんなも知ってる。“香港映画は死んだ”と言われるが俺より先に死なせたくない」秘めた熱い想いを吐露するチョー監督。

「嵐が吹けばどんな火も消える」と、自身、そして香港映画の現状を風前の灯火だと言うサムに「火を消してはダメだ」とどんなに断られても背中を押すかつての盟友。サムが改めて見上げたブルース・リー像はスタントマン魂にもう一度火をつけるきっかけとなるのか?

画像: 『燃えよドラゴン』でリーの弟子役を演じたトン・ワイならではのシーンに

本作のアルバート&ハーバート・レオン監督はこのシーンについて「私たちはブルース・リーの香港映画への貢献を称えるために本作に彼の銅像を登場させたいと考えました。そして、サムが香港映画の衰退を危惧しながらブルース・リー像を眺めるという意味のあるコントラストを撮りたいと思いました。だからこそ、『燃えよドラゴン』でブルース・リーの弟子役を演じたトン・ワイさんがサムにぴったりだと思いました。『燃えよドラゴン』から約50年後、銅像を眺めるトン・ワイさんの姿は感動的な場面になると思いました。さらに、トン・ワイさん自身も今日までの香港アクション映画における栄枯盛衰を目の当たりにしてきた存在です。彼こそが本作で業界の良い時、悪い時を表現するのに最適な俳優だと思いました」と、トン・ワイの起用にも密接に結びついたシーンであるとコメントしている。

『スタントマン 武替道』
7月25日(金)全国公開
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