ここでは『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』から、特に胸を熱くする名場面を6つ厳選。激しいアクションに加え、友情や運命に揺れる男たちのドラマが炸裂する心震えるシーンの数々を振り返り、改めて本作の魅力の深さを振り返ります!(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』より
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1)怒涛の三連撃アクションシーンで心鷲掴み

冒頭わずか15分でロッグワンの苦境を描くとともに、3つのアクションシーンが叩きつけられる。最初は地下ファイトで割れた瓶の破片が転がる中で血だらけになりながらバトる! 2番目のバスに乗って逃げるシーンではウォンガウや手下を蹴散らし、3番目の九龍城砦ではソンヤッらと激突。ロッグワンの必死が伝わる、スリリングなシークエンス!

2)叉焼飯と、はじめての笑顔

九龍城砦で必死に働くロッグワン。その姿を見たロンギュンフォンが城砦名物の叉焼飯を奢り、無宿の彼に部屋を貸し与える。そして砦の人々は食堂に集まり、テレビを観ながら楽しそうに笑い合う。住人たちとの絆が安堵をもたらしたのか、ロッグワンはここで初めて笑顔を見せた。天涯孤独だった彼が自分の居場所を見つけたことを表わす名シーン!

3)究極の選択を迫られた男たち

ロンギュンフォンの回想。30年前、黒社会の一員だった彼は抗争の中で、親友のチャン・ジムと戦うという運命の皮肉に直面。どちらかが死ななければ抗争は収まらない。たがいに目隠しをして決闘に臨んだのは、親友の死を目にしたくなかったから。香港ノワールならではの男泣きシーン。チャンの実の息子がロッグワンであるという事実が、皮肉に拍車をかける。

4)絶体絶命の城砦で燃え上がる、男たちの死闘

大ボス一派が城砦に乗り込み、ロッグワン抹殺に奔走。ロンギュンフォンはソンヤッらに、重傷を負っているロッグワンを逃すよう指示して敵に立ち向かう。難敵のウォンガウを一室に閉じ込めて若者たちを逃そうとするロンギュンフォンの死の覚悟。敬愛する兄貴の死を壁越しに見つめるソンヤッのやるせない思い。観ているこちらも胸が引き裂かれる!

5)沈みゆく夜に輝く、男気と絆の証

城砦を追われたソンヤッ、セイジャイ、サップイーと再会するロッグワン。3人は大ボスとの戦闘で重傷を負い、あばら屋で落ちぶれた生活を送っていた。それでも親友4人が集まれば麻雀が始まり、自然と笑顔も沸き起こる。深夜、ロッグワンはひとり、麻雀牌で城砦の模型をつくる。それはけじめを付けるための、彼の戦いの意思表示。エモすぎるメッセージだ!

6)男たちの決意が轟く──盂蘭盆会、激戦の始まり

城砦内での盂蘭盆会。祭事の場で手下を従えてふんぞり返っているウォンガウに、ロッグワンは単身、奇襲をかける。たちまち城砦内は混乱に陥る。孤軍奮闘するロッグワン。親友3人も助太刀に駆けつけるが、とりわけソンヤッがバイクでジャンプして城砦内に飛び込んでくる場面は何度観ても鳥肌が立つ。かくして“決戦”の火ぶたは切られた!

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