撮影期間4年、13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーション
万華鏡を覗くような≪映像美≫
傷ついたスタントマンの青年が純真な少女に語りだす、思いつきの冒険物語・・・・・・。それは、6人の勇者が悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】――。
本作は2008年の日本公開以来、国内では配信されることなく、“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー大作。『ザ・セル』(00)で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成。CGに頼らず、13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーションを巡って撮影された。さらに今回のバージョンでは、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加されている。
デヴィッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズが、盟友であるターセム・シンが私財を投入して挑んだ壮大な自主製作映画の渾身の一作である本作の製作を強力サポート。衣装は、フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞Ⓡ衣装デザイン賞を受賞し、チャン・イーモウ演出の2008年北京オリンピック開会式のコスチュームも担当した、日本が誇る世界的クリエーター、故・石岡瑛子が衣装を手掛けている。

この度解禁となった日本版のポスタービジュアルは、映画撮影中の事故で傷を負った主人公のスタントマン・ロイが、入院中の少女アレクサンドリアに語り聞かせる、幻想的な物語の一場面を切り取ったもの。このロケーションは、インドのラダック地方にある塩湖・パンゴンツォで撮影されたもの。まるで絵画のようなこの1カットは、ターセム監督が地球規模で捉えた“世界中の美”を象徴する場面として、映画の中でも特に印象的なシーンとなっている。
なお、このポスターデザインは『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』(23)、『オオカミの家』(18)など、数々の話題作を手がけてきたグラフィックデザイナー・塚本陽が手掛けている。
STORY
時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】―。
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
配給:ショウゲート
2025年11月21日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン 池袋 ほか 全国公開
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