
グレン・パウエル最新作『ランニング・マン』は“過激デスゲーム”を描くアクション超大作
『トップガン マーヴェリック』以降も『ヒットマン』『恋するプリテンダー』『ツイスターズ』と話題作を立て続けに送り出してきたグレン・パウエル。その快進撃はまだまだとどまることを知らない。2026年初頭には、キャリア最大の勝負作ともいえるアクション超大作『ランニング・マン』が公開を控えている。
パウエルが本作で演じるのは、圧倒的な格差社会の中で、職を失い、生活はどん底、重病の娘の治療費にも困る男、ベン・リチャーズ。彼が最後の望みをかけて参加するのが、「ランニング・マン」と呼ばれる命がけのリアリティショーだ。ルールはいたってシンプル。30日間の“鬼ごっこ”を逃げ切れば莫大な賞金が手に入り、人生を一変させるチャンスが得られる。しかし、その実態は“過去生存者ゼロ”という超過激なデスゲームだった。
挑戦者を追い詰めるのは、軍事レベルの訓練を受けた殺人ハンターたち。さらに、全視聴者は挑戦者を密告すると懸賞金が得られるため、ゲームは“世界中が敵”という極限状態へ。捕まった瞬間、即・死。生存者ゼロのこの過激な“鬼ごっこ”に、職も金も特別なスキルも持たない“ただの男”ベンは、いかにして挑むのか。

職も金も特別なスキルも持たない“ただの男”が30日の激ヤバ鬼ごっこから生き残れるのか
原作は『ショーシャンクの空に』『IT /イット “それ”が見えたら、終わり。』など数々の名作を生む巨匠スティーヴン・キングが82年に発表した伝説的小説。『バトル・ロワイアル』や「イカゲーム」といった後続作品にも連なる、デスゲームというジャンルの草分け的存在にして金字塔だ。その映像化に挑むのは『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ベイビー・ドライバー』などで観客を魅了してきた鬼才エドガー・ライト。鋭い社会風刺とポップな映像・音楽センスで、物語に新風を吹き込む。
これまでシルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーと『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』で、トム・クルーズと『トップガン マーヴェリック』で共演し、レジェンドたちから直接その哲学と技術を吸収してきたパウエル。本作ではついに、アクション超大作の主演に初挑戦。“トム走り”で知られるクルーズ本人からは、走り方の極意も伝授されたという。世代を超えて受け継がれるアクション・レガシーのバトンを手に、いま次世代の“ランニング・マン”が走り出す!
原作『ランニング・マン』とは?
原作の『ランニング・マン』は“ホラーの帝王”の異名でも知られるレジェンド作家スティーヴン・キングが“リチャード・バックマン”名義で発表した82年の小説。1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演により『バトルランナー』のタイトルで映画化され、日本でもそのタイトルで小説が出版された。87年の映画版は原作から大胆なアレンジが加えられていたが、今回の映画版はそのリメイクではなく、原作に忠実な内容になるといわれている。
『ランニング・マン』のほかにも期待の新作が続々!
今やハリウッド一の売れっ子といっても過言ではない多忙ぶりのグレン・パウエル。『ランニング・マン』に続き、期待の新作プロジェクトが次々と控えている。
すでに撮影を終えているのが、A24が北米配給を手掛ける復讐スリラー『ハンティントン(原題)』。パウエル演じる青年が、莫大な財産を相続するため、恐るべき手段に出るという物語。『サブスタンス』のマーガレット・クアリーが共演する。
さらにオスカー監督ロン・ハワードと組むタイトル未定の新作も製作中。当初は『バックドラフト』のリメイクではないかというウワサもあったが、実際はオリジナルの消防士ドラマになる模様。疎遠になっていた幼なじみの消防士二人が、壊滅的な山火事に挑む。
このほか、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督と組むSFスリラー、『40歳の童貞男』のジャド・アパトー監督と組む音楽コメディ、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のJ・J・エイブラムス監督と組む内容未発表作など、名だたるトップ監督たちとコラボレーションする新作が目白押し。グレン・パウエル旋風はまさにこれから吹き荒れることになりそうだ。
2026年1/30( 金)公開
ランニング・マン
The Running Man
監督:エドガー・ライト
出演:グレン・パウエル、ジョシュ・ブローリン、コールマン・ドミンゴ
配給:東和ピクチャーズ
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