2019年公開の『21世紀の女の子』の一篇「reborn」を監督し、中編「レイのために」(2019)や短編「木が呼んでいる」(2020)などで国内数々の映画祭で受賞し、その才能が評価されてきた坂本悠花里の初の長編作品『白の花実』が今年の12月26日(金)に公開。
この度、ビジュアルと予告編を解禁。さらには、本作を一足先に見た、作家の嶽本野ばら氏よりコメントが到着した。

衝撃の問いかけから始まる予告編

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予告は「ねえ、莉花ってなんで自殺しちゃったんだと思う?」という衝撃的な問いかけから始まる。賛美歌が響く中、杏菜(美絽)、栞(池端杏慈)、莉花(蒼戸虹子)の三人の少女が、ガーリーな制服に身を包み、キリスト教の寄宿学校で過ごす日々が映し出される。
しかし平穏な日常は一変。莉花が突然、自ら命を絶ってしまうのだ。残された日記を読み進める杏菜の身体に、青白い鬼火のような魂が入り込む。杏菜は栞に「莉花の魂が私の中に入り込んできたの」と告げるが、栞はあきれた様子で「は?」と返す。
やがて莉花の死と日記の存在によって揺らぐ少女たちの心、そして大人たちとの対立が静かに渦を巻いていく。門脇麦演じる教師・澤井が「そういうのは暴力と言うんです!」と涙ながらに叫ぶ姿も強烈な印象を残す。
予告のラストは、「少女は、“死”に触れて、自分を知る」というナレーションとともに、杏菜が凛とした表情で遠くを見つめるシーンで締めくくられ、新たな未来を予感させる。

嶽本野ばら氏よりコメント

果実の中で種子が抱いているのは世界への希望か恐れか?
何にでも染まる筈の白が一点の汚れも拒む時、称賛は非難に変わる。
少女は誠実と残酷の二律背反に折り合いをつけない。
だから彼女達の命は花となり揺れる。
嶽本野ばら 作家

『白の花実』
12月26日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!

画像: “死の向こう側”を描くファントム・ファンタジー『白の
花実』予告編公開!

<STORY>
周囲に馴染めず、転校を繰り返す杏菜が、新たな寄宿学校で出会ったのは、美しく完璧な少女・莉花。
しかし、莉花は突然、屋上から飛び降りて命を絶ってしまう。残されたのは一冊の≪日記≫。ページをめくるたび、莉花の苦悩や怒り、痛み——そして、言葉にできなかった“ある秘密”が浮かび上がる。やがて日記から青白く揺れる“鬼火”のような魂が現れ、杏菜の心に静かに入り込み…杏菜は予想もつかない行動へと踏み出す——。

出演:美絽 池端杏慈 蒼戸虹子
河井青葉 岩瀬亮 山村崇子 永野宗典 田中佐季
伊藤歩 吉原光夫/門脇麦
監督・脚本・編集:坂本悠花里
配給:ビターズ・エンド
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