世界世界が注目する映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」のタイラー・タオルミーナ監督の最新作『クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント』公開記念として、「オムネス・フィルムズ特集」がBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて2025年12月19日(金)から開催される。

新世代の映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」特集

この度「オムネス・フィルムズ特集」の上映作品が決定。
「オムネス・フィルムズ」の創設メンバーでもあるジョナサン・デイヴィス監督『トポロジー・オブ・セイレーン』と、同じく創設メンバーのマイケル・バスタ監督の短編『バーナード・チェックイン』、そしてフランスとアメリカにルーツを持つアレクサンドラ・シンプソン監督『ノー・スリープ・ティル』の3作品となる。それに伴い、「オムネス・フィルムズ特集」のメインビジュアルと各作品の予告編も解禁となった。
また、同じく『クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント』公開記念として、11月7日(金)〜11月20日(木)2週間限定上映されるタイラー・タオルミーナ監督特集のメインビジュアルも解禁となった。

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オムネス・フィルムズ特集にて上映される作品の1本目は、「オムネス・フィルムズ」の創設メンバーでもあるジョナサン・デイヴィス監督『トポロジー・オブ・セイレーン』。
ふとしたきっかけで手に入れたカセットテープに収録されていた音に誘われて、不思議な旅をする瞑想的な作品で、製作はタイラー・タオルミーナ、撮影と編集は『さよならはスローボールで』のカーソン・ランドが担当した、オムネス・フィルムズ第2作となる。
2本目は『ハム・オン・ライ』や『さよならはスローボールで』などの制作に関わっていたマイケル・バスタ監督の短編『バーナード・チェックイン』。
モーテルに滞在するビジネスマンが、型破りなセックスワーカーと、彼女に依存するピンプ(ポン引き)との奇妙な遭遇を体験する、気まずさに満ちたコメディとなっている。
3本目は、不気味さと夢幻的な感覚が交錯する、アレクサンドラ・シンプソン監督の長編デビュー作『ノー・スリープ・ティル』。
町にハリケーン接近の警報が出され、住民たちが強制避難の準備を進めているなか街にとどまる人々を描いた、災害映画の常識を揺さぶる催眠的な一作となっている。
どの作品も既存の映画の枠には収まらない映画で、オムネス・フィルムズを知る良い機会となるはずだ。

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オムネス・フィルムズとは?
エマーソン大学に在学中の学生たちが 2010 年に築いた友情がきっかけで創設されたロサンゼルスを拠点とする映画制作者の集団(コレクティブ)。卒業後、ロサンゼルスで共同制作を始めたのがスタートで、今では短編、ミュージックビデオ、本格的な低予算長編まで手掛けるようになる。『ハム・オン・ライ』、『ハッパーズ・コメット』、『クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント』を監督しているタイラー・タオルミーナ、カーソン・ランド(『さよならはスローボールで』監督)、ジョナサン・デイヴィス(『トポロジー・オブ・セイレーン』監督)、のマイケル・バスタ(『バーナード・チェックイン』監督)などが中心メンバーとして活動しており、近年はヴェネズエラ出身のロレナ・アルバラードやフランス系のアレクサンドラ・シンプソン(『ノー・スリープ・ティル』)といった国際的な才能も加わっている。オムネス・フィルムズは正式な法人組織ではなく、親しい友人同士が自然発生的に協力する“ゆるやかな共同体” として機能しており、例えば、撮影、脚本、編集、音楽監修など、メンバーが互いのプロジェクトに役割を担い合うスタイルが特徴。2024 年、カンヌ映画祭監督週間にて『クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント』 と『さよならはスローボールで』 の2作がワールドプレミア上映される快挙を果たす。

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<オムネス・フィルムズ監督特集>

『トポロジー・オブ・セイレーン』
2021年|アメリカ|カラー|105分|原題:Topology of Sirens
監督・脚本:ジョナサン・デイヴィス/撮影・編集:カーソン・ランド/製作:デヴィッド・クロリー・ブロイルズ、メレディス・コーエン、ジョナサン・デイヴィス、コートニー・スティーブンス、タイラー・タオルミーナ、セルジオ・ウゲット・デ・レサイレ/出演:コートニー・スティーブンス、サラ・ダヴァチ、ホイットニー・ジョンソン
<あらすじ>学術助手でありアマチュア音楽家でもあるキャスは、叔母の寝室で謎めいたラベルが貼られたマイクロカセットテープを発見する。その中には、日常的な物の音から抽象的なサウンドスケープまで、暗号のような録音が収められていた。オムネス・フィルムズの創設メンバーの一人、ジョナサン・デイヴィスが描く、未知の緑豊かなカリフォルニアの風景を巡る瞑想的な旅。

画像3: 新世代の映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」特集

『バーナード・チェックイン』※『ノー・スリープ・ティルと併映
2021年|アメリカ|カラー|18分|原題:Bernard Checks In
監督・脚本・編集・製作:マイケル・バスタ/追加脚本:エリック・ランド/撮影:カーソン・ランド/製作デイヴィッド・クローレイ・ブロイルズ、ジョシュア・レヴィ、カーソン・ランド、セルヒオ・ウゲット・デ・レサイレ/出演:ティモシー・ホーナー、コナー・マルクス、アシュリー・プラッツ
<あらすじ>超現実的で、そして抱腹絶倒な気まずさに満ちたコメディ。モーテルに滞在するビジネスマンが、型破りなセックスワーカーと、彼女に依存するピンプ(ポン引き)との奇妙な遭遇を体験する。

画像4: 新世代の映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」特集

『ノー・スリープ・ティル』※『バーナード・チェックイン』と併映
2024年|アメリカ|カラー|93分|原題:No Sleep Till
「オムネス・フィルムズ」特集12月19日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて特別公開
監督・脚本・製作:アレクサンドラ・シンプソン/撮影:シルヴァン・マルコ・フロワドヴォー/製作:タイラー・タオルミーナ、イライジャ・グラフ・カルティエ、ジェイソン・シンプソン/出演ジョーダン・コーリー、テイラー・ベントン、グザヴィエ・ブラウン=サンダース、ブリン・ホフバウアー
<あらすじ>ハリケーン接近で避難が進むフロリダ州アトランティック・ビーチに、残ることを選んだ人々。夢を追いながら現実逃避する親友、夜をひとり駆けるティーンエイジャー、嵐に取り憑かれたストームチェイサー。町が静かに幽霊化していく中、彼らは闇の向こうにある“何か”と向き合う。不気味さと夢幻的な感覚が交錯する、アレクサンドラ・シンプソン監督の長編デビュー作にして、災害映画の常識を揺さぶる、催眠的な一作。

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<タイラー・タオルミーナ監督最新作>

『クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント』
2024年|アメリカ|カラー|108 分|原題:Christmas Eve in Miller’s Point
監督:タイラー・タオルミーナ/脚本:タイラー・タオルミーナ、エリック・バーガー/撮影:カーソン・ランド/音楽:オリー・ホワイト、トム・スタンフォード/編集:ケヴィン・アントン/製作:クリスタ・ミント、デヴィッド・クロリー・ブロイルズ、ダンカン・サリヴァン、マイケル・セラ/出演:マイケル・セラ、エルシー・フィッシャー、マリア・ディッツィア、ベン・シェンクマン、グレッグ・ターキントン、マチルダ・フレミング、フランチェスカ・スコセッシ、ソーヤー・スピルバーグほか
<あらすじ>ロングアイランドにある小さな町のとある家。クリスマス・イブの夜に、4世代のバルサーノ家が集まった。しかし、毎年恒例のこの集まりは、もしかしたら最後になるかもしれない。陽気に飲み語らうおばやおじ、いとこたち、そして家族の中心である祖母。皆が賑やかな祝宴に夢中になる中、若いエミリーとミシェルはこっそり抜け出し、郊外の雪景色を自分たちの反抗の舞台に変えていく。ホームファミリーコメディと青春群像劇がユニークに融合した“見たことのない懐かしさ” をたたえた、唯一無二のクリスマス映画。

画像: © 2024 Millers Point Film LLC. All rights reserved.

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<タイラー・タオルミーナ監督特集>

『ハム・オン・ライ』
2019年|アメリカ|カラー|85分|原題:Ham on Rye
監督:タイラー・タオルミーナ/脚本:タイラー・タオルミーナ、エリック・バーガー/撮影:カーソン・ランド/編集:ケヴィン・アントン/プロダクションデザイン:エミリー・スコット・シンプソン/出演:ヘイリー・ボデル、オードリー・ブース、ガブリエラ・ヘレラ、アダム・トーレス、ルーク・ダーガほか
<あらすじ>とある郊外のティーンエイジャーたちは皆、「人生で最も重要な日」と言われる日に、古くから続くこの奇妙な成人儀式へ向かう。やがて目的地である地元のデリカテッセン「モンティーズ」に到着し、集まった若者たちは、食事とダンス、そして恋のもつれが入り混じるシュールな儀式に参加する。その儀式は彼らの人生の行方を永遠に左右するものであり、多くの若者はその瞬間に郊外の退屈な生活から解放されるが、選ばれなかった者たちは空虚な故郷にいつまでも取り残されるのだった──。デヴィッド・リンチが撮った『アメリカン・グラフティ』などとも評されたタイラー・タオルミーナ監督デビュー作。

画像6: 新世代の映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」特集

『ハッパーズ・コメット』
2022年|アメリカ|カラー|63分|原題:Happer’s Comet
監督:タイラー・タオルミーナ/脚本:タイラー・タオルミーナ/撮影:ジェシー・スパーリング/編集:ケヴィン・アントン/製作:カロジェロ・カルッチ/出演:グレース・ベルリーノ、マイケル・グリエルモ、ジャックス・テリー、ブレンダン・バートほか
<あらすじ>郊外の町に漂う孤独感を描いた、真夜中のモザイク画。深夜のひとときを過ごす住民たちを覗き見るうちに、何人かが静かにローラーブレードで夜の闇へと抜け出していく姿が浮かび上がる。2020年、新型コロナウイルスのパンデミックによる断続的なロックダウン期間中に撮影されたタオルミーナ監督の2作目。

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提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール

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