圧倒的な存在感と繊細な演技で世界中のファンを虜にしている“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンが11月22日、60歳の誕生日を迎えます。その節目を祝して、最新作ニュースを一挙に紹介!(デジタル編集・スクリーン編集部)
Photo by Stefania D'Alessandro/WireImage

NEWS1
新作SF映画『Ami(原題)』で遭難した宇宙飛行士役に

世界各地での撮影や映画祭への参加で、多忙を極めるマッツ・ミケルセン。8月にはベネチア国際映画祭に登場し、大きな注目を集めた。そして先日までスペインで撮影が行われていたのが、新作SFサバイバル・スリラー『Ami/アミ(原題)』。

マッツが演じるのは、事故により未知の惑星に不時着した宇宙飛行士。唯一のパートナーである人工知能“Ami”とともに、極限状況からの生還を試みるという物語。人工知能“Ami”役には『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』のダイアン・クルーガーがキャスティングされている。監督のフェルナンド・シュルマンは「サバイバル映画の枠を超え、観客を“個人的な宇宙の旅”へと誘う作品にしたい」と語っており、マッツのまた新たな一面が見られそうだ。

NEWS2
『羊たちの沈黙』新構想でレクター博士が再び?

マッツが再びハンニバル・レクターを演じる可能性が浮上している。ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」(2013〜2015)でレクターを演じ、冷酷さと知性、そして妖艶な魅力を併せ持つ新たなレクター像を築き上げたマッツ。そのシリーズを手がけたブライアン・フラーが『羊たちの沈黙』を新たにリミテッドシリーズとして再構築したいという構想を明かした。

フラーは最新インタビューの中で、「マッツ・ミケルセンに再びハンニバルを演じてもらい、クラリス・スターリング役にはゼンデイヤを迎えたい」と語り、この企画を“夢のプロジェクト”と表現している。まだ構想段階であるものの、現実のものとなれば、マッツにとってもファンにとっても待望の“再会”となりそうだ。

NEWS3
盟友監督と6度目のタッグを組む『The Last Viking(原題)』全米公開へ

マッツが盟友アナス・トマス・イェンセン監督と六度目のタッグを組む新作『The Last Viking/ラスト・バイキング(原題)』の米国内配給権をサミュエル・ゴールドウィン・フィルムズが獲得した。

『ブレイカウェイ』『ライダーズ・オブ・ジャスティス』など数々の作品を共に生み出してきた名コンビが再びタッグを組んだ本作は、一風変わった兄弟の物語。ニコライ・リー・カース演じる兄は、銀行強盗で奪った金の隠し場所をマッツ演じる弟に託す。しかし兄が刑期を終えて出所すると、弟は記憶を失い、さらには自分をジョン・レノンだと思い込んでいた…という奇想天外な物語が展開する。

同配給会社はマッツが出演した『アナザーラウンド』(2020)の米国配給も手掛けており、前作の成功がいかに大きな反響を呼んだかがうかがえる。

本作は先日のベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、10月に本国デンマークで公開がスタート。米国での劇場公開は 2026年が予定されている。

NEWS4
“殺し屋”を演じる新作『Dust Bunny(原題)』が高評価を獲得

マッツが“殺し屋”役で主演し、「ハンニバル」でタッグを組んだブライアン・フラーが監督を務めるホラー・ファンタジー映画 『Dust Bunny/ダスト・バニー(原題)』が批評家たちから高評価を集めている。

マッツが演じるのは幼い少女オーロラから「ベッドの下にいる怪物を倒してほしい」と依頼を受ける隣人の暗殺者。男はその願いを聞き入れ、やがて現実と幻想が交錯する悪夢のような戦いに巻き込まれていく。

本作は9月に行われたトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門でプレミア上映され、米レビューサイトRotten Tomatoesで批評家スコア93%(10月下旬時点)という高評価を獲得。ホラーの要素を持ちながらも、「家族で楽しめる名作」「まるで史上最高の児童書の世界に迷い込んだよう」「スリリングでありながら心温まる」といった賛辞が寄せられており、監督も本作を“ホラー映画の入門編”となる「ゲートウェイ・ホラー」として意図的に制作したことを明かしている。

共演には「アバター」シリーズのシガニー・ウィーヴァーや『悪魔と夜ふかし』のデヴィッド・ダストマルチャンら豪華キャストが集結。アメリカでの劇場公開は 2025年12月を予定。

NEWS5
マッツ主演の北極スリラー『Sirius(原題)』新キャスト発表

マッツが主演を務める北極圏を舞台にしたアクションスリラー映画 『Sirius/シリウス(原題)』の共演者として、英国の人気俳優フィン・コールの出演が発表された。

本作はグリーンランドの過酷な自然環境の中、海岸線を守る実在のデンマークの犬ぞり警備隊“シリウス・パトロール”に着想を得た物語。監督は『ダンケルク』などで編集を担当し、アカデミー賞を受賞したリー・スミスが務める。現在日本公開中の『ラスト・ブレス』で主人公の一人を演じるなど注目を集めるフィン・コールが、マッツとどんなケミストリーを見せるのか期待が高まる。

NEWS6
「〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」開催

マッツの60歳の誕生日を記念して、「〈北欧の至宝〉マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」が11月14日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。これが日本劇場初公開となる貴重な作品から、国際的評価を確立した代表作まで7作品が一挙上映される。

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