
アスター監督は『ミッドサマー』『ボーはおそれている』に続いて3度⽬の来⽇。上映後の観客に向けて「今⽇は来てくれてありがとう。この映画は毎回観客の反応が違う。⾃分としてもそんな映画を作ったのは初めての事です。映画は楽しんでもらえたかな︖」と呼び掛けていた。
そんなアスター監督の3度⽬の来⽇を祝して、河合が花束贈呈。河合主演の『ナミビアの砂漠』にアスター監督が絶賛のコメントを寄せたことで、この⽇の初対⾯が実現した。
河合は「⽇本の観客の皆さんと本作がより深く繋がれるよう、今⽇はお⼿伝いに参りました」と挨拶し「前回までの三部作とモチーフの捉え⽅や印象が違っていて、より今の世界とダイレクトに向き合う様な作品だと思いました。その⽬線に共感しながら作品を鑑賞しました」と作品への感想を述べる。これに対しアスター監督は「より現実的な世界を描いているという点ではこれまでと違うけれど、登場⼈物たちが意識していない⼤きな⼒にコントロールされているという点では今までと同じかもしれない」と説明。
さらに河合から「ニューメキシコにある架空の町を舞台にした理由は︖」との質問を受けたアスター監督は「僕⾃⾝がニューメキシコ出⾝で、いつかここを舞台にした映画を作りたいと思っていた」「ニューメキシコとは⾮常に興味深い⼟地であり、複雑な歴史を持つ場所でもあるから。州としては⺠主党⽀持者が多いが、それぞれの町では共和党⽀持者が多い。政治的に複雑な⼟地であり、⼈種間の憎悪もある。要するに今のアメリカを写す様な映画の舞台にはピッタリなわけです」と回答。
また河合は、アスター監督作の魅⼒について「登場⼈物それぞれがキャラクターとして魅⼒的。⾃分の⾝体を使って演じている仕事をしてる私たち俳優としては、⼼をくすぐられる経験になるだろうなと想像が出来ます」と俳優視点で解析。⼀⽅、アスター監督にとって2 度⽬のコラボとなる主演俳優ホアキン・フェニックスについて「出演する映画を⾼めて、挑戦状を突きつけるような⼈。いい奴であり酷い奴で、いい俳優でありいい⼈間です」と独特な表現で紹介した。

さらに“アスター監督×河合”のコラボレーションの可能性について聞かれたアスター監督は「もちろんです︕『ナミビアの砂漠』での河合さんの演技は素晴らしくて⼤好きで感銘を受けました。是⾮とも⼀緒に映画を作りましょう︕」と前のめり。このアスター監督の反応に河合は「プリーズ︕今のコメントを記事に書いてください︕」と顔を⾚らめながら報道陣にお願いしつつ「『エディントンへようこそ』プロモーションの場なのに私の夢が叶ってしまった。観客の皆さんに申し訳ないです…。でもすごく嬉しいです︕」と撮影現場での再会に期待を⾼めていた。
⼤の親⽇家としても知られているアスター監督。「僕は⽇本が世界で⼀番好き。僕が映画を作るのは、⽇本に来るためだと⾔っても過⾔ではありません。⽇本で映画を撮るとしたら、まずは⽇本で撮る価値のあるストーリーを考えねば…。何はともあれ⽇本は美しいところなので、作りたくないわけがない︕作りたいです︕」と⽇本での新作撮影実現に意気込みを新たにしていた。
映画『エディントンへようこそ』
12月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本︓アリ・アスター
出演︓ホアキン・フェニックス、ペドロ・パスカル、エマ・ストーン、オースティン・バトラー、ルーク・グライムス、ディードル・オコンネル、マイケル・ウォード
配給︓ハピネットファントム・スタジオ
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