デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いた映画『トロン』。そのシリーズ最新作『トロン:アレス』では、これまで“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた同シリーズで初めて、その逆、デジタル世界から現実世界へと、“超高度AIプログラム”が襲来する様が描かれる。
舞台となるのは、高度なAIプログラムを現実の世界で“実体化”させることに成功した世界。ディリンジャー社は、最強のAI兵士アレスを現実世界に実体化させるが、彼らが現実世界で“生存”できるのはわずか29分間だった。やがて “永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始し、AIが現実世界を侵食していく。
そんな最新作『トロン:アレス』には、物語の随所にいくつものスタイリッシュなビークルやガジェットが登場。洗練されデザインが観客たちを一気にスクリーンの内側へと引き込む。まずは、「トロン」シリーズを象徴するといっても過言ではない存在である、未来的なデザインの大型バイクのような乗り物「ライトサイクル」からご紹介していこう。
光の軌跡が特徴的な、シリーズを代表するビークル!「ライトサイクル」
スティーヴン・リスバーガーが発案し、シド・ミードがデザインしたこの乗り物は、まるでデジタル世界のレーシングマシンのような存在。直角のカーブもスムーズに曲がるその姿は、幾何学的な美しさを備えている。ただし、走行中に光の軌跡にぶつかると、ネオンの閃光であらゆる物を切り裂くなど危険が高いため注意が必要だ。

最新作では現実の世界を疾走する「ライトサイクル」
これまで、デジタル世界の中に入り込んだ人間たちによる物語が展開されてきた本シリーズでは、ライトサイクルもデジタル世界上の乗り物として描かれていた。しかし、デジタル世界からAIの手が現実世界まで襲い掛かってくる最新作『トロン:アレス』では、さらに進化したライトサイクルが現実世界に襲来。その恐ろしいほど美しい様相と、とてつもないスピードで道路を駆け抜けるライトサイクルの迫力は必見。大画面で観られる圧巻のチェイスシーンは一見の価値ありだ。
逃げても逃げても迫りくる、空飛ぶアーチ!「レコグナイザー」
また、レコグナイザーも、本シリーズを代表するビークルのひとつ。空中に浮かぶこのアーチ型の乗り物は、一見するとただのユニークな形の飛行体に見えるが、実は非常に危険な存在。

現実世界に襲来する「レコグナイザー」
もともとは、1作目の『トロン』の主人公ケヴィン・フリンがプレイするゲームの中に登場する敵のような存在として描かれていたレコグナイザー。ケヴィンがそのデジタル世界に入り込んだときも、脅威的な兵器として彼を襲い掛かってきた。巨大で攻撃的なこの乗り物は敵を見つけると容赦なく接近してくる上に、その音も、まるで不機嫌なヘリコプターのように恐ろしい。見かけても近づかないのが賢明だ。
しかし、最新作『トロン:アレス』では、このレコグナイザーも現実世界に襲来。とてつもない大きさのこの乗り物が、勢いよく追いかけてきたり、激しいレーザー光線を放ちながら襲い掛かってきたりする。逃げても逃げても、とめどなく迫りくるこの恐ろしいガジェットも、スリル溢れる「トロン」シリーズの魅力となっている。
経験をすべて記録し、武器にもなる!「アイデンティティ・ディスク」
最後にご紹介するのが、本シリーズのバトルシーンに欠かせないガジェット、アイデンティティ・ディスク。この発光する円形の装置は、スーツの背中に装着され、その持ち主のデジタル世界での体験や情報を全て記録している。
最新作では鋭利な形状になった「アイデンティティ・ディスク」
大事な情報をつかさどるディスクである一方で、このアイデンティティ・ディスクは、鋭い武器ともなる。手に持って相手に向かって突き刺したり、フリスビーのように空間に向かって投げたりと用途は万能だ。
これまで「トロン」シリーズに登場したアイデンティティ・ディスクは円形のものが主流だったが、最新作『トロン:アレス』の主人公アレスは、より角ばったデザインのディスクを使用。円形でも迫力があったディスクが、角ばったディスクになることで、より破壊力を持つ武器となっていく。このディスクを持ったアレスらが一体どんなバトルを繰り広げるのか。手に汗握る攻防にも注目したい。
- YouTube
youtu.be『トロン:アレス』
10月10日(金)日米同時公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
 
				
				


 
							 
							 
							