2026年の米国アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞の韓国代表に選出された韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『NO OTHER CHOICE(英題)』が『しあわせな選択』の邦題で2026年3月6日(金)に公開されることが決まった。併せて、主要キャラクターの姿を捉えた場面写真が解禁された。

弾けるユーモアが交錯し、映画のあらゆるジャンルが鮮やかに響き合う

『オールド・ボーイ』(04)でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』(22)で同映画祭監督賞を受賞、常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠パク・チャヌク監督。新たな地平を切り拓く衝撃作を発表し続けてきた巨匠が放つ最新作は、現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で描き出し、人間ドラマ、スリラー、そしてパク・チャヌク作品としては異例の弾けるユーモアが交錯し、映画のあらゆるジャンルが鮮やかに響き合う最高傑作。全世界を席巻した『パラサイト 半地下の家族』と同じ気鋭の配給会社NEONが北米配給権を勝ち取り、再び世界の頂点を目指す。ヴェネチア国際映画祭コンペティション出品をはじめ、トロント国際映画祭で国際観客賞を受賞するなど、国内外の映画賞で数々の栄誉を受け、2026年の第98回アカデミー賞Ⓡで国際長編映画賞の韓国代表としてオスカーも狙う意欲作がいよいよ日本に上陸する。

「全てを叶えた」——製紙会社で25年間、堅実に仕事をしてきたマンスは、心からそう思い、妻と2人の子供、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていた。突然、会社から解雇されるまでは。必死に築いてきた人生が、一瞬のうちに崩壊!? 好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、衝撃のアイデアだった。それは……「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」。

本作の邦題『しあわせな選択』は、家族の幸せのために主人公・マンスが下す“選択”を皮肉とユーモアたっぷりに描き、最後まで先の見えない展開で観客を引きつける、パク・チャヌク史上もっともエンターテインメントな作風を表現。

主人公・マンス役に据えられたのは、ハリウッド作品でもキャリアを積んだ「イカゲーム」のイ・ビョンホン。『JSA』以来25年ぶりの長編映画タッグとなったパク・チャヌク監督作品で新たな境地を開拓する。イ・ビョンホンと共に夫婦を演じるのは、大反響を起こしたドラマ「愛の不時着」のソン・イェジン。結婚、出産を経て満を持しての復帰作となった本作で“韓国のオスカー”と称される青龍映画賞主演女優賞を受賞。さらにマンスのライバル役に扮するイ・ソンミンも同賞で助演男優賞を受賞した。その他にも韓流作品でお馴染みのパク・ヒスン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら実力派キャストが物語に厚みを与える。

この度、解禁された場面写真は25年間勤め上げた製紙会社を突然解雇され、再就職を懸けて“死闘”を繰り広げていくイ・ビョンホン扮する主人公マンスを取り巻くキャラクター達を捉えたもの。マンスの再就職を献身的に応援し、家計を支える美しい妻ミリ(ソン・イェジン)のほか、マンスの行く手を阻むアクの強いライバルたちとして、元エリートパルプマンのプライドを捨てきれない失業者ボムモ(イ・ソンミン)とその妻・アラ(ヨム・ヘラン)、順風満帆な製紙会社の班長ソンチュル(パク・ヒスン)、製紙業界への復帰を狙いながら靴屋で働く技術者シジョ(チャ・スンウォン)らがマンスと対峙する姿が切り取られている。

業績不振によりリストラの波が押し寄せる製紙業界を舞台に目まぐるしく展開されていく就活サバイバルの物語に期待がかかるサスペンスフルな写真の数々。泥沼の戦いの最中、マンスが見つけた“しあわせな選択”とは――?

『しあわせな選択』 
2026年3月6日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 
監督:パク・チャヌク 
出演:イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン 
2025年|韓国|韓国語・英語|カラー|スコープサイズ|139分|日本語字幕:根本理恵|原題:NO OTHER CHOICE|PG-12  
配給:キノフィルムズ 
ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

This article is a sponsored article by
''.