いよいよ幕を開ける2026年は、例年以上に多彩な注目作が揃った充実の年に。新たな年に観るべき至極のラインナップを紹介します! アカデミー賞7冠の『オッペンハイマー』で頂点を極めた巨匠が次なる挑戦として選んだのは、なんとギリシャ神話。全編IMAX撮影という妥協なきこだわりと、超豪華キャストの結集。2026年を象徴する一本になりそうです。(文・スクリーン編集部/デジタル編集・スクリーン編集部)
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2026年の“目玉”となる一本! クリストファー・ノーラン監督最新作[オデュッセイア]

画像: 『オッペンハイマー』に続くノーラン監督とのタッグとなるマット・デイモンが主演 写真:Collection Christophel/アフロ

『オッペンハイマー』に続くノーラン監督とのタッグとなるマット・デイモンが主演
写真:Collection Christophel/アフロ

オデュッセウス

ギリシャ神話における最も有名な英雄の一人であり、イタケー島の王。トロイア戦争を終結に導いた奇策「トロイア(トロイ)の木馬」の発案者としても有名。戦争終結後、故郷へ帰ろうとするが、これが苦難の始まりとなる。

あらゆる冒険エンタテインメントの“原点”が豪華オールスターキャストで現代に甦る

2026年は、多くの大型タイトルが公開を控える楽しみな1年。そのラインナップの中でも、最大の目玉として早くも熱い視線が注がれているのが、現代最高の映像作家クリストファー・ノーランが放つ『オッペンハイマー』以来となる最新作『オデュッセイア』だ。

原作となる「オデュッセイア」とは古代ギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩。トロイア戦争の英雄オデュッセウスが、怪物や魔女、神々の妨害に遭いながらも、10年もの歳月をかけて故郷イタケーへの帰還を目指す壮大な物語で、あらゆる冒険エンターテインメントの“原点”とされる。この原作に由来する「オデッセイ(Odyssey)」という言葉は、冒険や挑戦を象徴する言葉として、映画や音楽、車の名前など様々な分野で使用されている。ノーラン監督にとっては初めて“神話”を題材とした作品となる。

画像: 撮影はギリシャを含む世界各地で行われ、トム・ホランドら豪華キャストが参加 写真:Backgrid UK/アフロ

撮影はギリシャを含む世界各地で行われ、トム・ホランドら豪華キャストが参加
写真:Backgrid UK/アフロ

本作の最大のトピックは、映画史上初めて「全編がIMAX®カメラで撮影されている」という点。『ダークナイト』や『ダンケルク』など、これまでのノーラン作品でもIMAX撮影は多用されてきたが、あくまでパートごとの使用。今回は全シーンが超高解像度のIMAXフィルムで捉えられている。その没入感は、これまでの映画体験を過去にするレベルになるとも噂されている。

主人公オデュッセウスを演じるのは、『インターステラー』『オッペンハイマー』に続きノーランとタッグを組むマット・デイモン。その息子テレマコス役にはトム・ホランドが抜擢されている。さらに海外報道によれば、妻ペネロペ役にアン・ハサウェイ、女神アテナ役にゼンデイヤ、魔女キルケ役にシャーリーズ・セロンと、主役級のスターが脇を固めるという、近年のハリウッドでも類を見ない豪華オールスター映画になっている。

ノーラン監督らしく今回も徹底した「実写」にこだわり、撮影は物語の舞台であるギリシャをはじめ、シチリア島やモロッコなど世界各地で敢行。古代の船や怪物の表現においても、可能な限り物理的なセットと特殊効果(SFX)が用いられているとのこと。大型スクリーンで“体験”する神話世界。2026年最大級のイベント・ムービーとなることは間違いなさそうだ。

画像: 【2026 PREVIEW】スクリーンで観るべき、至極のラインナップ 2026年に観たい映画、完全ガイド『オデュッセイア』

〉〉2026年公開
『オデュッセイア』The Odyssey

監督:クリストファー・ノーラン
出演:マット・デイモン、トム・ホランド
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画

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