2019年公開の『21世紀の女の子』の一篇「reborn」を監督し、国内外から注目を集めてきた坂本悠花里の初の長編作品『白の花実』(しろのかじつ)が12月26日(金)より公開中。先日スペインで行われた第73回サン・セバスティアン国際映画祭のNewDirectors部門ではクロージング作品として上映され、現地で熱い喝采を浴び注目を集めた。この度、注目の新人女優・美絽が魅せる主人公・杏菜のアザーカットが解禁された。
画像1: 映画初出演にして主演作『白の花実』がサン・セバスティアン国際映画祭で話題に! 大注目の主演女優・美絽の起用の背景とは? 多様な表情をみせるアザーカット解禁
画像2: 映画初出演にして主演作『白の花実』がサン・セバスティアン国際映画祭で話題に! 大注目の主演女優・美絽の起用の背景とは? 多様な表情をみせるアザーカット解禁
画像3: 映画初出演にして主演作『白の花実』がサン・セバスティアン国際映画祭で話題に! 大注目の主演女優・美絽の起用の背景とは? 多様な表情をみせるアザーカット解禁
画像4: 映画初出演にして主演作『白の花実』がサン・セバスティアン国際映画祭で話題に! 大注目の主演女優・美絽の起用の背景とは? 多様な表情をみせるアザーカット解禁
画像5: 映画初出演にして主演作『白の花実』がサン・セバスティアン国際映画祭で話題に! 大注目の主演女優・美絽の起用の背景とは? 多様な表情をみせるアザーカット解禁

この度解禁されたのは、これまで企業やブランド広告のモデルとして活躍するほか、アーティストのミュージックビデオでみせる瑞々しい演技も話題の美絽が演じる主人公・杏菜の多様な表情をとらえたアザーカット5点。ルームメイトの莉花(蒼戸虹子)と笑みを浮かべて話す少女らしい1枚から、湖で膝をつき空を見上げるシーン、一点を見つめどことないく意志を感じられるカットなど。すべて同じ制服を着たカットではあるものの、みせる表情は異なり全く違った印象を受けるアザーカットだ。

本作の主人公・杏菜を演じたのは、本作が映画初出演にして主演への大抜擢を果たした美絽。スカウトを機にデビューし、香取慎吾と共演したサントリー天然水「スパークリングレモン」などのCMや、BUMP OF CHICKENの「Gravity」、ASIAN KUNG FU GENERATIONの「星の夜、ひかりの街(feat. Rachel & OMSB)」など話題のミュージックビデオに出演してきたものの、本格的な演技は初めてとなる。生徒役のキャスティングはオーディションによって決定されたが、美絽を起用した理由について、坂本悠花里監督は「オーディションの内容としては、お母さんと喧嘩するシーンを演じてもらったのですが、美絽さんがお母さんとぶつかろうとするパッションが見えたのが決め手で」と、自宅でフラワーアレンジメント教室を開く母・麻衣子と言い争いを繰り広げる印象的なシーンでのエピソードを明かした。さらに、「この部分はこういう風にもできますか?と投げかけると、返ってくるスピードがすごく速くて、瞬発力がある方だなという印象も受けましたし、直感的に恐れず返してくれるところが魅力的だと感じました。これは杏菜に合うなと思いました」と、杏菜というキャラクターと美絽自身の個性に重なる部分があったと話す監督に対し、美絽も「自分と杏菜の共通する部分をとにかく探していきました。初めてのお芝居でしたが、自分ではない人生を歩むというところが楽しかったです」と掴み取った役に対する姿勢を語った。

主人公の杏菜は幽霊が見え、会話をすることができるが特に怖がる様子も見せず、栞(池端杏慈)らクラスメイトからもどこか遠巻きに見られるキャラクターだ。坂本監督が「杏菜は言葉ではないところで見せる存在感も必要なので、美絽さんの表情の強さも決め手の一つでした」と続けるように、美絽が演じる杏菜は周囲と群れない芯の強さを見せつつ、突然屋上から飛び降りてしまった莉花のような繊細な表情をも持ち合わせる。

映画デビューながら、難しい役どころを演じきり、サン・セバスティアン国際映画祭をはじめとする世界各国の映画祭でも評価を得る美絽の演技にも注目したい。映画『白の花実』は、12月26日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中。

『白の花実』 ※読み方:しろのかじつ
12月26日(金) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:ビターズ・エンド
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