『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』『ズートピア2』に次ぐ3位の好発進
監督は、『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶大な評価を受け、クリティクス・チョイス・アワードで監督賞にノミネートされたジョシュ・サフディ。これまで弟のベニー・サフディとともにサフディ兄弟として監督してきたが、『The Pleasure of being Robbed』(08・日本未公開)以来の単独監督作となる。
物語は1950年代のNYを舞台に、卓球の世界チャンピオンになって人生一発逆転を狙う野心家の男を描く。実在の卓球選手、マーティ・リーズマンの人生に着想を得ながらも、嘘つきで女たらしで自己中な“最低男”、マーティ・マウザーの最高のロマンを描く本作。卓球の腕前はピカイチのマーティは、親戚の靴屋で働きながら、平凡で“クソみたいな”生活から脱却すべく、卓球の世界選手権へ挑戦する。ロンドンで日本選手に敗れたマーティは、次回日本で行われる世界選手権へ参加し、雪辱を果たすため、ありとあらゆる方法で資金を稼ごうとする・・・・。ルックス、トーク、そして卓球と持てる武器はすべて使い、”アメリカン・ドリーム“を追い求めるマーティの姿は、夢見ることが少なくなった日本の観客、そして世界中の観客に新たなエネルギーを与えてくれるはずだ。
主役マーティを演じるのはティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』(17)、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされ、人気・実力ともにナンバーワンといっても過言ではないティモシー。先日行われたNY映画祭でサプライズプレミア上映が行われ、「ティモシーのキャリアで最高の演技!」と絶賛の声がSNSで飛び交っている本作で、三度目となるアカデミー賞®ノミネートは確実視されており、悲願の獲得となるか!?
共演にはグウィネス・パルトロウ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以来、映画出演は『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(22)で声の出演のみ。実に6年ぶりのスクリーン復帰となる本作で、引退したアメリカの有名女優ケイを演じる。また、マーティの友人役としてグラミー賞受賞アーティスト、タイラー・ザ・クリエイターが初の演技に挑戦。そのほか、マーティの恋人役にオデッサ・アザイオン、ケイの夫でインク会社の社長ミルトンをケヴィン・オレアリーが演じる。日本でも撮影がおこなわれた本作、マーティの最高のライバルとなる日本人選手エンドウ役には、東京2025 デフリンピック 卓球日本代表、川口功人氏(トヨタ自動車)が出演。クライマックスで見せる手に汗握る卓球シーンは本作の一つの見せ場でもある。
昨年12月19日よりニューヨーク、ロサンゼルスの2地域で先行公開がスタートすると、92回もの上映回が完売。わずか6スクリーンでの公開にもかかわらず、初日から3日間で興行収入87.5万ドル(約1億3,737万円/1ドル=157円換算)を記録し、今年の限定公開作のトップに君臨。さらに、1劇場当たりの興行収入は14万5,933ドル(約2,291万円)と、2016年に公開された『ラ・ラ・ランド』以来の最高記録を樹立し、全米興行収入8位となった!(Box Office Mojo調べ)これは、A24作品史上最高記録でもある。
25日クリスマスに待望の全米公開を迎えると、初動4日間の興行収入が2,533万3,306ドル(約39億7,732万円/1ドル=157円換算)を記録。ホリデーシーズン初動4日間の興収において、A24最高記録を樹立した。興行収入ランキングでは『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』『ズートピア2』に次ぐ3位につき、大ヒットスタートを果たしている。(Box Office Mojo調べ)
第83回ゴールデングローブ賞で、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門/ティモシー・シャラメ)・脚本賞の計3部門にノミネートを果たし、ティモシーは、史上最年少で5度目のゴールデングローブ賞ノミネートとなった。パームスプリング映画祭でも、ティモシーが年間最優秀スポットライト俳優賞を受賞しているほか、現在(1月5日時点)167部門にノミネート、うち25部門を受賞している。
1月5日に発表となったクリティクス・チョイス・アワードでは、ティモシーが主演男優賞を史上最年少で受賞!ティモシーが本賞を受賞するのは初となる。授賞式ではティモシーが、「これは誰もが共感できる夢を抱いたひとりの男の物語です。皆さんに、なにが正しくて、なにが間違っているかを押し付けるようなストーリーではありません。僕はこういう物語こそ、これからも語られていくべきだと思います。ジョシュ、この夢をくれてありがとう」と作品への愛と感謝に溢れるコメント。アカデミー賞®前哨戦のひとつに位置づけられる本賞を受賞し、念願の主演男優賞にまた一歩近づいたティモシー。今後の賞レースにも注目だ。
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