1月16日公開『モディリアーニ!』本編抜き映像 庭の前で
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1916年、戦火のパリ。才能に溢れながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送る芸術家モディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたその時、仲間とミューズの存在が彼を引き止める。人生を変える運命とも言うべき“狂気と情熱の3日間”が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か――。『ブレイブ』(1997)以来約30年ぶりのジョニー・デップ監督作で、画家や彫刻家としてフランス・パリで活動していたが、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより35歳で亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの、芸術と破滅、愛と再生が交錯する人生を変えた激動の3日間を描く。
本作の衣装を担当したのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの全作品でジョニー・デップと仕事をしてきたベテランのペニー・ローズ。彼女は、キャストの衣装デザインにおいて何よりも“本物らしさ”を追求した。
「私はリアルさにこだわるタイプなの。現代の人々は時代劇にも“ちょっとしたひねり”を求めている。でも、それにはまずリアリティという土台が必要なの。画家、1915年という素晴らしい時代、パリという舞台、これらの題材はとても魅力的だった。視覚的に非常に興味深い題材だから、色んな形で楽しんでみようと思ったの」と語る。
彼女は“主役の3人は最新のファッションを追えていなかっただろう”という前提を暗に示すため、ベースとなる衣装の設定を、映画内の設定よりも数年前の1905年頃にした。「主役たちは皆ひどい貧困で、用を足す場所が無いほどみすぼらしい暮らしをしているの」と、贅沢や壮麗さとは真逆の貧困と怠慢を表現するのは、ローズにとっては慣れ親しんだ課題だった。
「これまで私がやってきた仕事において、汚しや劣化加工は私の代名詞みたいなもの」と彼女は言う。リッカルド・スカマルチョの衣装合わせはまさにその典型例だ。「私は仕事でよくローマに行くのだけど、ある日リッカルドも偶然ローマにいたから、衣装店に連れて行って衣装を複数パターン用意したの。若い頃のモディリアーニはどちらかと言えばお洒落だった。子どもの頃は病弱で、母親に可愛がられ、ご存知の通りイタリア人はきちんと着飾るから、自分の外見にかなり気を遣っていた。コーデュロイで仕立てた素敵なスリーピーススーツがあったのだけれど、それを見たリッカルドは『違うね』と言った。彼はレールに掛かっている衣装を物色し始め、その中からコートを見つけたの。そう、“あの”コートよ。彼はそれを着て『これだ、これだ』と言った」と、モディリアーニのトレードマークであるコートが決められた裏側について言及。ペニー・ローズ曰く、そのコートはオーバーサイズで控えめなリブが付いており、“ひどい状態”だったという。しかしそれが最高だった。「コートの襟を立ててリッカルドがポケットに手を入ると、そこにはあのコート姿のモディリアーニがいたわ」と彼女は言う。
併せて解禁となった本編映像では、そのコートを身にまとったモディリアーニが、恋人のベアトリスに会いに行く場面が描かれる。レストラン「ル・ドーム」で大騒動を起こした直後のモディリアーニは、彼女に匿ってほしいと必死に懇願するが、ベアトリスはコラムの締め切りに追われ、まったく取り合おうとしない。気を引こうと自らの傷を見せ、さらに「ル・ドームの窓を見事に破壊した」と打ち明けると、ベアトリスは何かを思いついたように目を輝かせ、「破壊こそが創造よ」と言い放つ。状況を飲み込めないまま、モディリアーニはあっさりと追い返されてしまうのだった……。
“本物らしさ”を追求した衣装がキャストの魅力をより一層引き立てる映画『モディリアーニ!』は、1月16日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
『モディリアーニ!』
1月16日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ロングライド、ノッカ
©︎Modi Productions Limited 2024

