『シンプルメン』(92)などのハル・ハートリーによる新作映画『トゥ・ランド』が、4月25日(土)よりユーロスペースほかにて公開されることが決定した。本作はコロナ禍を挟んで11年ぶりのハートリーの新作で、新作長編が日本で劇場公開されるのは1999年の『ヘンリー・フール』以来27年ぶりとなる。

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本作の主人公はかつてロマコメで人気を博した映画監督のジョー。60歳を前にしてセカンドキャリアに挑戦したり、弁護士に勧められて遺書作りをはじめたところ、恋人や姪っ子が「余命わずかに違いない!」と勘違い。噂を聞きつけた友人や知人たち、さらには見知らぬ輩までもがジョーのアパートに押し寄せてくる。

画像: ハル・ハートリー最新作『トゥ・ランド』予告編 youtu.be

ハル・ハートリー最新作『トゥ・ランド』予告編

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どこかハートリー自身を思わせる主人公を演じたのはハートリーの代表作『シンプルメン』で主人公兄弟の弟を演じたビル・セイジ。さらに『ブラック・クランズマン』のロバート・ジョン・バーク、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のイーディ・ファルコらハートリー作品から活躍の場を広げた仲間たちも再結集している。

ハートリーは自ら「最後の映画になっても構わない」と語っており、本作への自信がうかがえる。

上映館であるユーロスペースでは、4月11日(土)から24日(金)までの間、ハル・ハートリー監督の特集上映も開催される。ハートリーの名を世に知らしめた『アンビリーバブル・トゥルース』『トラスト・ミー』『シンプルメン』から成る《ロングアイランド・トリロジー》や、『トゥ・ランド』と姉妹編のような繋がりを持つ『はなしかわって』など、30年を超えるキャリアを一望できるプログラムが上映される。

『トゥ・ランド』監督・製作・脚本・音楽
ハル・ハートリー

画像2: リスボン映画祭2025最優秀賞受賞作!ハル・ハートリー最新作『トゥ・ランド』4月25日(土)より公開決定

1959年、ニューヨーク州リンデンハースト生まれ。NY州立大学パーチェス校で映画製作を専攻し、『アンビリーバブル・トゥルース』(89)で長編監督デビューを果たす。続く『トラスト・ミー』(90)がサンダンス映画祭脚本賞に選ばれ、『シンプルメン』(92)がカンヌ国際映画祭に出品されるなど、インディーズ映画の旗手として人気を確立する。イザベル・ユペールが主演した『愛・アマチュア』(94)は東京国際映画祭シルバー賞を受賞。NY、ベルリン、東京で撮影した『FLIRT/フラート』には永瀬正敏、松重豊ら日本人キャストも出演。1997年にはカンヌ国際映画祭に『ヘンリー・フール』を出品し、脚本賞に輝いた。2019年12月にクラウドファンディングで『トゥ・ランド』の製作費を調達。20年4月に予定していたクランクインの直前に、コロナ禍のロックダウンで製作中止となる。2023年、再びクラウドファンディングを募集し、念願の『トゥ・ランド』(25)を完成。2025年のリスボン映画祭に出品され、最優秀賞に輝いた。

『トゥ・ランド』
2026年4月25日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
配給:ポッシブルフィルムズ
配給協力:ユーロスペース、Gucchi's Free School
©Hal Hartley / Possible Films, LLC

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