カバー画像:オードリー・ヘプバーン Photo by Getty Images
三四半世紀にもおよぶSCREEN読者選出の人気スターの歴史を紐解くと、どの時代にどんなスターが愛されてきたかが手に取るようにわかって興味深い。その中には時代を超越して長く人気を保つ人もいて、「レジェンド」といわれるのも納得してしまう。この75年の歴史から生まれた様々な記録を見ていこう。
最も多く首位を獲得したスターはオードリー

オードリー・ヘプバーン
Photo by Getty Images
これまでで最も多く1位を獲得したスターは誰だろう? これはもう『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』などの名作でいまもベストテンの常連的女優であるオードリー・ヘプバーンの14回という記録が燦然と輝く。75回の内、1950年代から2020年代まで59回もベストテン入りしているという大記録もあり、日本で最も愛された海外スターという称号も伊達ではないことがわかる。

ジョニー・デップ
Photo by Eric CATARINA/Gamma-Rapho via Getty Images
男優では圧倒的にトップのジョニー・デップが11回という記録を持ち、それに続いて今回、トム・クルーズが7回目のトップに立ち、アラン・ドロンの記録に並んだ。オードリーに続く女優の第2位はアンジェリーナ・ジョリーの6回。男女通して5回のトップに選出されたのは、『大脱走』などのスティーヴ・マックィーン、『明日に向って撃て!』などのポール・ニューマン、『がんばれ!ベアーズ』などのテイタム・オニールの3人。いずれも日本で長い人気を誇ったスターぞろいだ。

アラン・ドロン
Photo by Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

アンジェリーナ・ジョリー
Photo by Chris Polk/FilmMagic
ちなみにジョニーは10年連続の1位という記録も持っている。オードリーでも6年連続までで留まっているので、この長い期間、常に王座を保つというのは偉業中の偉業だろう。さらに続くのはドロンとテイタムの5年連続となっている。
再度王座に返り咲くまでの期間が最も長かった人は

トム・クルーズ
Photo by Neil Mockford/FilmMagic
一度王座から落ちるとなかなか頂上に戻ってくるのは難しいものだが、長い期間をかけて返り咲くスターも存在する。最後の1位から次にトップに返り咲くまでの間が最長のスターは、やはりオードリーがナンバーワンで、1973年に1位になった後、ずっとベストテン常連ではあったものの、1位奪還には至らずにいたが、亡くなって13年も経った2006年になって奇跡的にトップに立った。この間、33年がかかっていて、これが最長記録となっている。これに続くトム・クルーズも29年という期間を経て王座に帰還する偉業を達成した。最初の1位は『トップガン』公開の1986年で、二度目は2015年。彼もこの間、ずっとベストテンの常連だったが、再び頂点に戻るまで思わぬ時間がかかってしまったといえそうだ。他に「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンが最初の1位(2002年)から次の1位(2020年)まで18年、ナタリー・ポートマンが「スター・ウォーズ」シリーズに出演した1999年から、『ブラック・スワン』でアカデミー賞を受賞した2011年まで12年の間を空けて1位返り咲きのドラマを作っている。
