第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門国際審査員グランプリ受賞をはじめ、世界13の国際映画祭で公式上映され計12の賞を受賞した中国映画『ボタニスト 植物を愛する少年』(配給: リアリーライクフィルムズ)の日本公開日決定およびポスタービジュアルが解禁に。

ポスターデザインに込められた世界観 — 杭州発・新進気鋭スタジオ「inbetween」が手がけたアートワーク

本作のポスターデザインは、中国・杭州を拠点とする気鋭のデザインスタジオ inbetween が手がけたアートワークをベースに制作された。inbetween は映画祭向けビジュアルや映画ポスターを数多く手がけ、近年は中国国内の仕事にとどまらず、A24、NEON、MK2 など欧米のクライアントや、ビー・ガン監督最新作『レザレクション(仮)』台湾版ポスター、ショーン・ベイカー監督『タンジェリン』10 周年記念台湾版ポスターのデザインワークでも注目を集めている。
本作では、映画の重要なモチーフとなる植物標本の繊細な美しさと、遊牧文化に由来するカザフの伝統的な文様から着想を得たビジュアルを融合。自然と記憶、土地と人間の関係性を象徴的に表現し、作品世界の詩的な魅力をポスターという形に昇華させている。

画像1: ポスターデザインに込められた世界観 — 杭州発・新進気鋭スタジオ「inbetween」が手がけたアートワーク

新疆の静かな村で祖母と暮らす少年アルシンは、植物を愛し、自然と語り合う日々を送っている。
そんな彼は周囲から「植物学者( ボタニスト)」と呼ばれている。失踪した叔父の気配や言葉を話す馬など夢のような出来事に導かれながら、村の雑貨店を手伝う漢民族の少女メイユーとの出会いをきっかけに、彼の世界は少しずつ揺らぎ始める。自然、記憶、そして初恋。

長編デビューとなるジン・イー監督(1994 年、新疆ウイグル自治区生まれ)は、自身の幼少期の記憶を出発点に、マジカルリアリズムを織り交ぜた独自の映像世界を構築した。
映画とは縁遠い環境で育った彼は、高校時代に友人から借りたハードディスクに収められていた映画
群 ― チャン・イーモウ、チェン・カイコー、ウォン・カーウァイ、ジョニー・トーら中国映画の巨匠に加え、アッバス・キアロスタミ、テレンス・マリック、サタジット・レイ、エミール・クストリッツァらの作品に触れ、「映画は物語だけでなく時間や記憶、感覚の層を表現できるもの」という認識を得たという。本作でも、新人監督とは思えない圧倒的な映像表現が際立っている。ビー・ガン以降の中国インディペンデント映画の新たな潮流を感じさせる作品としても注目されている。

画像2: ポスターデザインに込められた世界観 — 杭州発・新進気鋭スタジオ「inbetween」が手がけたアートワーク

音楽は、アッバス・キアロスタミ、ジャファル・パナヒ、アスガー・ファルハディ作品などで知られるイランの作曲家ペイマン・ヤズダニアンが担当。民族的な響きと静謐な旋律が融合し、風や土の匂いまでも感じさせる音世界を生み出している。俳優陣には演技経験のない素人を起用。失踪した叔父から“ボタニスト” と呼ばれるほど植物を愛する少年アンスルを演じたイェスル・ジャセレは、「演技ではなく存在そのもの」と評され、北京国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞した。

本作には、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のビー・ガン、『薬の神じゃない!』のワン・ムーイェ、『青い凧』の田壮壮監督らがメンターとして参加。またプロデューサーのズオロン・シャンは、ビー・ガンとのプロジェクトやグー・シャオカン作品への関与でも知られ、本作においても若い才能を国際的に紹介する重要な役割を担った。

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『ボタニスト 植物を愛する少年』 
監督・脚本・編集: ジン・イー 撮影: リー・ヴァノン 音楽: ペイマン・ヤズダニアン プロデューサー: ズオロン・シャン 出演 : イェスル・ジャセレフ / レン・ズーハン
原題: 植物学家 / 英語題: The Bitanist / 2025 年度中国映画 / カザフ語・中国語 / 96 分 / アスペクト比
4:3 / 5.1ch / DCP & Blu-ray
(c) 2025 MONOLOGUE FILMS ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms
公開日: 2026 年5 月15 日( 金)
公開劇場: ヒューマントラストシネマ有楽町 / シネマート新宿 / 横浜シネマ・ジャック& ベティ / テア
トル梅田 / シネ・リーブル神戸 その他順次公開

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