第70回ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の観客賞(2024年3月から2025年2月末までに、最も多くの観客動員数を記録したイタリア映画に授与される)を受賞した話題作 「Diamanti (原題)」が、『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』の邦題で、6月19日(金)に公開されることが決定した。合わせてポスタービジュアル、予告編、場面写真も解禁となった。

“ダイヤモンド”の輝きをもつ女性たち 

1970年代のローマ、姉妹が営む衣装工房。豪華で美しい衣装制作の裏側にはそれぞれに事情を抱えるお針子たちの人生の物語があった――。困難を乗り越え幸せを掴んでいく女性たちを愛情深くユーモラスに描き出す。

物語の原点は『カプチーノはお熱いうちに』や『あしたのパスタはアルデンテ』で知られるフェルザン・オズぺテク監督が、助監督だった時代の記憶。ルキノ・ビスコンティ監督の『山猫』などの衣装を手がけ、アカデミー賞受賞の17作品に携わったローマの老舗衣装工房で出会った著名なデザイナーや俳優たちとの思い出だ。監督はそこで働く女性たちの勤勉さや知恵、美への献身を目の当たりにし、「あらゆる困難に耐えうる抵抗力を持つ女性は、何ものにも負けず輝き続けるダイヤモンドのような存在だ」と感じたと語る。

ものづくり、手仕事の強み。映画の黄金時代を支えた職人たちへのオマージュ

本作の衣装を担当したのは、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの閉会式の衣装を手がけた新進気鋭の衣装デザイナーのステファノ・チャミッティ 。映画の終盤に圧倒的な存在感をみせるドレスは、2025年大阪・関西万博のイタリア館でも展示され注目された。他にも当時のイヴ・サンローラン、 エマニュエル・ウンガロ、ピエール・カルダンなどのハイファッションや、本作のために特別に制作された数々のワードローブが登場し、工房の豪華な舞台衣装と同時にお針子たちの70年代イタリアの洗練された日常ファッションも楽しめる。 監督の特別な想いから、実際に撮影当時に着用された『山猫』のクラウディア・カルディナーレの白いドレス、『ルートヴィヒ』のロミー・シュナイダーの衣装、フェデリコ・フェリーニ監督『カサノヴァ』の衣装が劇中に登場しているのも見どころのひとつ。当時のスタイルや豊かな伝統、さらに卓越した職人技にオマージュを捧げている。

この度、解禁となった予告編は、華やかなスクリーンやステージを支える衣装工房のシーンから始まる。 そこは映画監督や衣装デザイナー、フィッティングに訪れる役者たちが絶えず行き交い、熱気にあふれる場所だった。ある日、工房に世界的なデザイナーからの難しい依頼が舞い込み、その不可能とも思える高いハードルを前に、職人たちは頭を悩ませる。またお針子たちもそれぞれが事情を抱え、人知れず葛藤していた――。ラストは「何者でもない私たちの可能性は無限大よ」と印象的で前向きなセリフで締めくくられている。

インパクトのある赤いドレスと、それを制作するお針子たちの姿を切りとったポスタービジュアルも同時に解禁となった。この赤いドレスは数百もの透明なリボンをボディスから裾まで一つひとつ手作業で縫い付けられた衣装デザイナーのステファノ・チャミッティ が手がけた珠玉の一着である。

画像: 『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』本予告|6月19日(金)公開 www.youtube.com

『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』本予告|6月19日(金)公開

www.youtube.com

<ストーリー>
1970 年代のローマ、姉妹が経営する衣装工房では、お針子たちが忙しく立ち働いている。シングルマザーの帽子担当パオリーナ、夫の暴力に怯えるお針子ニコレッタ——— 豪華で美しい衣装制作の裏側にそれぞれに事情を抱えていた。ある日、世界的な衣装デザイナーが新作の依頼で工房に現れる。その高い要求に応えるため、見たこともないような至高の一着を作ろうと彼女たちは奮闘するが・・・。

『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』
6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー 
監督:フェルザン・オズペテク 
原案:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ 
脚本:フェルザン・オズペテク/カルロッタ・コッラーディ/エリーザ・カッセリ 
音楽:ジュリアーノ・タヴィアーニ/カルメロ・トラヴィア 
衣装:ステファノ・チャミッティ 
出演:ルイーザ・ラニエリ/ジャスミン・トリンカ/ステファノ・アコルシ 
2024年|イタリア|原題:Diamanti |135分|シネスコ|日本語字幕:杉本あり 
配給:チャイルド・フィルム 
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