2026年のハリウッド映画界において、スクリーン上で最も際立った存在感を放っているのが、名優ジョシュ・ブローリン。今年1月に日本公開を迎えた『ランニング・マン』を皮切りに、リドリー・スコット最新作『ラスト・サバイバー』、10月16日(金)に公開となる“脱出サバイバル”『クジラに落ちた男』、さらに、12月18日(金)公開の『デューン 砂の惑星PART3』と、今年だけでも彼は、日本国内において実に4本もの大作映画に出演している!まさに「ジョシュ・ブローリン・イヤー」とも呼べる1年となっているが、そもそもジョシュ・ブローリンの一体何が、世界中のクリエイターや映画ファンを惹きつけるのか――。今回は、ジョシュの歩みを振り返りながら、彼が出演する最新作の見どころについても紐解いていきたい。

『グーニーズ』の鮮烈デビューから世界的スターへ躍進!
巨匠たちが絶賛する実力派

名優ジェームズ・ブローリンを父に持つ彼は、10代の頃に出演した冒険映画の金字塔『グーニーズ』(85)で主人公の兄ブランド役を演じ、鮮烈なスクリーンデビューを飾った。しかしその後は決して順風満帆とはいかず、長らくビッグタイトルから遠ざかる不遇の低迷期や下積み時代も経験している。そんな彼のキャリアを劇的に好転させたのが、2007年のコーエン兄弟監督作『ノーカントリー』への主演抜擢だ。同作での鬼気迫る演技で世界的な大絶賛を浴びて華麗なる再ブレイクを果たすと、翌年の『ミルク』(08)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネート。遅咲きの実力派スターとして完全に開花した後は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で最強の敵サノス役を威厳たっぷりに演じ切り、その知名度を揺るぎないものとした。武骨でタフな外見の裏に、人間の弱さや哀愁、そして重厚な情愛をにじませる唯一無二の表現力。それは彼自身の泥臭くもドラマチックな歩みの裏打ちがあるからこそであり、それこそがハリウッドの巨匠たちが彼にぞっこんになる最大の理由である。

この秋必見!ジョシュ・ブローリンが彩る2大サバイバル超大作

そんな彼の真骨頂を連続して堪能できるのが、現在大ヒット上映中の映画『ラスト・サバイバー』と、10月16日(金)公開の超大作『クジラに落ちた男』だ。

世界的巨匠リドリー・スコット監督が描く『ラスト・サバイバー』(絶賛上映中)は、謎のパンデミックにより人口の90%が死滅し、人間性を失った者たちが奪い合い殺し合う荒廃した世界を舞台とした、ディストピア・サバイバル。本作でジョシュは、過酷な世界を生き抜く元軍人のバングリーというキャラクターを熱演している。バングリーとは、愛犬ジャスパーの存在と亡き妻の記憶を拠り所に生きる主人公ヒッグと共に暮らす元軍人。荒廃した世界でも、どこかにまだ希望が残されていると信じるヒッグに反し、「もうこの世界に希望はない」として、危険因子となりそうなものをすべて排除しようとする。果たして、極限状況の中で描かれるヒッグとバングリーの物語とは、いったいどのようなものなのか――。

ちなみにジョシュは本作で、これまでの演技パターンを一度手放し、即興性を活かした泥臭い演技で臨んだと明かしている。持ち前の演技力で、本作に圧倒的なリアリティと深い人間味を注入したジョシュ。単なるサバイバルアクションを超えた、エモーショナルなドラマは、映画ファン必見の一策となっている。

画像: 映画『ラスト・サバイバー』最新予告編|8月28日(金)劇場公開! www.youtube.com

映画『ラスト・サバイバー』最新予告編|8月28日(金)劇場公開!

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一方、ピューリッツァー賞受賞作家による傑作小説を実写化した『クジラに落ちた男』(10月16日(金)劇場公開)は、巨大マッコウクジラに丸呑みされた青年が、酸素残量わずか1時間という絶体絶命の暗闇から生還を目指す、前代未聞の“脱出サバイバル”だ。ここでジョシュが演じるのは、主人公ジェイ(オースティン・エイブラムス)の亡き父親ミット。彼がかつて、息子に厳しく叩き込んだ教えこそが、クジラに呑み込まれてしまったジェイにとって、生還への唯一の鍵となっていく――。

本作でジェイは、物語の大きな鍵を握る父親役として、重厚感たっぷりの演技を披露。絶体絶命の暗闇で生き残るためにもがく息子を導く厳しくも温かい存在として、物語に深みを与えている。誰も観たことがないクジラに落ちるというダイナミックな設定に加え、ジェイと亡き父ミットのヒューマンドラマも見どころの本作。名優ジョシュが彩るエモーショナルなドラマにも注目してほしい。

画像: 映画『クジラに落ちた男』本予告カットダウン(60秒)|10月16日(金)劇場公開! www.youtube.com

映画『クジラに落ちた男』本予告カットダウン(60秒)|10月16日(金)劇場公開!

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『クジラに落ちた男』 
10月16日(金)全国劇場にて公開 
監督:ブライアン・ダッフィールド 
原作:ダニエル・クラウス「クジラに落ちた男」(東京創元社) 
脚本:ブライアン・ダッフィールド、ダニエル・クラウス 
出演:オースティン・エイブラムス、ジョシュ・ブローリン、エリザベス・シュー 
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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