映画の最初に映し出されるテロップにも注目!藤村シシン氏が渾身の解説
2800年の時を超えて語り継がれる叙事詩を基盤とし、ノーラン監督にとっては構想20年越しの念願の映画化となる本作。キャストには主演のマット・デイモンを筆頭に、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンら、映画界の第一線で活躍する主役級スターが一堂に集結している。
全米における2026年実写映画のオープニング興行収入No.1を皮切りに、IMAX®歴代最高興収、さらに全世界&全米でノーラン監督作品史上No.1の興行収入を記録するなど、世界的な大ヒットとなっている。世界興収は16.8億ドル(約2722億円/1ドル=162円換算)を突破し、『ジュラシック・ワールド』(2015)を超えて、ユニバーサル・ピクチャーズ作品史上最高の興行収入を記録。また、2026年公開作品の世界興収ランキングでは現在第2位につけている。
ヒットを記念して公開された動画の中でシシン氏は、「なんて面白いことをやるんだ、ノーラン監督は!」「物語の原点に来てくれましたね!お待ちしておりました!」と破顔一笑で大絶賛。すべての物語の原典にして西洋文学の金字塔『オデュッセイア』が、2800年前の誕生当時から「回想」や「時間の切り貼り」といった時間操作や「リアリティラインの曖昧さ」を備えていた点に着目し、時間を巧みに操るノーラン演出との運命的なシンクロを熱く語り尽くしている。
ノーラン監督史上No.1!超大作『オデュッセイア』藤村シシンさん解説映像<前編>
youtu.beシシン氏の解説は、映画冒頭に映し出されるわずか1行のテロップから、早くも深い考察へと踏み込んでいく。映画『トロイ』(04)や「スター・ウォーズ」シリーズなどでも見られる冒頭のテロップ演出は、「この映画はどういう風に作られたか」の意思表明として、古代ギリシャ文学などでも用いられる手法とのこと。本作ではどんなテロップ演出が見られるか?こんな細かいところからもノーラン監督のこだわりを感じられるはずだ。
また、映画の中で神々を「雷や荒れ狂う海など巨大な自然現象」として表現する手法について、古代のリアルであり日本の八百万の神にも通じると分析。字幕監修においても、「信じる」という言葉へ「信仰ではなく自分以外の存在への信頼」という意図が込められていたという裏話を披露するなど、ノーラン監督の徹底的なこだわりを紐解いていく。
極めつけは、原典「オデュッセイア」で実際にオデュッセウスが渡った島々の航海図だ。劇中であえて地図を示さず雪が舞う北国の風景等で見せることで、航路を失った主人公の絶望的な迷子感を観客自身に体感させたノーランの演出術を「見事な英断!」と絶賛。専門家としての深遠な知見とあふれる情熱で作品の真髄を紐解く、貴重なトークとなっている。
『オデュッセイア』
公開日:大ヒット上映中
2D(字幕/吹替)、IMAX®(字幕)、Dolby Cinema®(字幕)、4DX(字幕/吹替)、MX4D®(字幕/吹替)、35mm(字幕)の全6種9バージョンにて公開
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
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