カバー画像:ⓒ2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.
毒毒しい“アベンジャー”が映画館にカムバック!
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に向け盛り上がってますが、これとは関係ないけれどアベンジャーの名を使った怪作兼快作の『トキシック・アベンジャー』が公開。本作は1984年(日本公開87年)のカルト映画『悪魔の毒々モンスター』のリメイク。有毒物質をあびてグロい怪人に変異した男が異常な正義感も目覚め、悪人たちを惨殺!というヒーロー系ブラック・コメディ。その男の前身が清掃員だったのでモップが武器。結構人気が出て、後にコミック(最初はマーベルから出版)&アニメ化もされました。今回はピーター・ディンクレイジ、 ケヴィン・ベーコン、 イライジャ・ウッドと豪華キャストで再映画化。これにともない84年版『悪魔の毒々モンスター』も再公開決定。
新たな切り口で蘇ったリメイク版『バイオハザード』
『トキシック〜』は有毒物質が原因ですが悪夢のバイオ技術で人や動物が変異するのが『バイオハザード』。CAPCOMの人気ゲームが原作でミラ・ジョヴォヴィッチ出演の映画シリーズが有名。これを『WEAPONS/ウェポンズ』のザック・クレッガーが新たに映画化。ミラ版はタフな主人公が活躍するホラー・アクションですが本作は一市民が逃げ回るサバイバル・ホラー(主人公役のオースティン・ノア・エイブラムスは『クジラに落ちた男』の主役でもあり災難続き 笑)登場する怪物はゾンビというより物体X系。なおバイオハザードは商標の都合で、アメリカでは映画・ゲームともタイトルは“Resident Evil”(邪悪な居住者)。まさに主人公が迷い込む空間に邪悪な居住者がいっぱい。何度も映画化されている作品を新たなエンタメとしてリメイクしたクレッガー監督の手腕は見事。
ドラマ版「キャリー」は母娘の物語として“再発明”

マイク・フラナガン(「キャリー」製作総指揮)
リメイク話が続きましたが、最後にご紹介するのがAmazon Prime Videoで独占配信中のドラマ・シリーズ「キャリー」。スティーヴン・キング原作で超能力少女を描いたSFホラー。1976年の映画版が有名です。この原作をキングものと相性がいいマイク・フラナガン指揮でドラマ化。いじめ・毒親等が少女キャリーを追い詰め、しかし彼女が念力の使い手だったことから悲劇と惨劇が起こる、というあらすじですが、このドラマ版はここに現代の問題(過激なSNSや社会の分断、異能の者を恐れる心理)等を絡めています。今回、マイク・フラナガン監督とキャリー役のサマー・H・ハウエル、キャリーの母マーガレット役サマンサ・スローヤンにインタビューする機会に恵まれました。

(左から)サマンサ・スローヤン、サマー・H・ハウエル
マイク・フラナガン監督いわく今回のアプローチについて「最初にキングにこの話をしたら、なんでまたキャリーをやるの?と懐疑的でした。しかし僕らが原作をリスペクトしつつ新たな解釈でキャリー母娘を描く、リメイクではなくリインベント(再発明)だと説明したら興味を持った。街を破壊するのが彼女の超能力だけではなくSNSだという点も含めて同意してくれたんです」、サマーはこの役に決まった時の気持ちとして「私は今までチャッキーというホラーアイコンと2回共演(註:『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』(13)『〜チャッキーの狂気病棟〜』(17)に出演)したんですが(笑)、今度は自分がホラーアイコンであるキャリーを演じることができてすごく嬉しかった。まさに人生を変えるチャンスでした。何度も何度もオーディションしたんです。それでこの役に私を選んでくれて、素晴らしいスタッフ、キャストと共演出来て。あの有名なプロムのシーンは撮影時間も長かったんですが、血まみれになった自分の姿見て、それも興奮しましたよ(笑)」、サマンサは自分の役柄について「フラナガン監督とは何度も仕事してますが、彼が今回のキーはマーガレットだと。サイコパスでもあり娘への愛に満ちた母である。この二面性をどう演じるかがチャレンジでした。ホラーではなく母と娘のドラマとしても楽しんでもらいたいです」と、短いインタビューでしたが皆さんの仲のいい雰囲気が伝わりました。僕は76年版も原作も好きですが、それを踏まえ新しいキャリーに仕上がっています。新しいキャリーにおびえ、でも恋すること必至です。
「キャリー」Prime Videoにて独占配信中
© Amazon Content Services LLC

