世界の映画祭が注目した、ポーランド風味満載。
『ゆれる人魚』は旬な、ホラー・ファンタジックなミュージカル映画。
アグニェシュカ・スモチンスカ監督インタビュー
髙野てるみの『シネマという生き方』VOL.13
過去、アンジェイ・ワイダ監督に代表される骨太、しかし、どこか幻想的な雰囲気を感じさせてやまない東欧ポーランドの映画。今回、久々にお目にかかれると知って、心動かされました。ポーランド・ニューシネマなるものの登場なのか? タイトルも、『ゆれる人魚』。ホラー・ファンタジーと銘打ってのお出ましですから、恐そうにも感じるし、でもそれだけではないはず、という期待も抱かせました。 何しろ、『トリコロール(三部作)』(93、94)で世界的に大注目され、惜しくもこの世を去った後も、ファンが未だ絶えない名監督クシシュトフ・キェシロフスキの名前を冠した映画学校出身の新人監督の長編処女作。国内外の映画祭にノミネ...