File.11 奇想天外映画祭で『肉体の悪魔』が大好評! 伝説の監督、ケン・ラッセルの世界 Part1(全2回)【連載:大森さわこの“英国・映画人File”】
ケン・ラッセル監督は英国映画界を代表する鬼才監督のひとり。かつて日本にはファンクラブ(ケン・ラッセル研究会)もあり、カルト的な人気を博した。そんな彼の70年代の代表作『恋人たちの曲/悲愴』と『肉体の悪魔』のブルーレイが今年になってリリース。『肉体の悪魔』は10月に新宿ケイズシネマで行われた<奇想天外映画祭>で上映され、連日満席の大人気(11月4日から7日まで追加上映も)。そんな監督の魅力をかつてケン・ラッセル研究会の会員で、現在はキングストン大学(ロンドン)ケン・ラッセル学会のメンバーでもある筆者が2回に分けて解き明かす。