(撮影/稲澤朝博 取材・文/タナカシノブ)
ーー映画についての質問です。上國料さんの好きな映画を教えてください!
「すごく王道になってしまうのですが…『ハリー・ポッター』シリーズが一番好きです。物心ついたときからずっと観てきた作品で『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)とか『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)は、映像が流れたら全部セリフを言えるんじゃないかってくらい観ています」
ーーセリフが言えるほど! たくさん観て来たのが伝わって来ます。
「ずっと吹き替えで観ていました。大人になってからは洋画を観るときは字幕を選ぶようになったのですが、『ハリー・ポッター』だけは吹き替えじゃないと観れないんです。自分の覚えているセリフと字幕が違ったりすると『なんか違う!』って思っちゃうので、『ハリー・ポッター』だけは、大人になってもずっと吹き替え派です」
ーー中でもお気に入りの作品を選ぶなら?
「『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)です。『ハリー・ポッター』の良さは最初の頃のファンタジー、夢いっぱいな部分にあると思っています。『アズカバンの囚人』で急に大人っぽくなり、友情だけじゃないところも描かれてくるようになり、より好きになりました。ハリーがどんどん大人に成長して強くなり、戦う姿に引き込まれます。ちなみに『ファンタスティック・ビースト』シリーズも、ちょっと大人な雰囲気が漂っていて大好きです」
ーー大好きな作品をずっと吹き替えで観ていたのであれば、吹き替えのお仕事にも興味はありますか?
「確かに!考えたことなかったけれど、チャンスがあればやってみたいです。自分が好きな作品ならすごく楽しんでできそう!あ、でも、好きな作品はムリかな…、どうかな…。自分の中でイメージがあるから、難しいかもしれないですね(笑)」
劇場アニメ『カメの甲羅はあばら骨』(10月28日公開)
動物たちの体のしくみが、人間の体を変形させることでよくわかる動物図鑑「カメの甲羅はあばら骨」が、“ごくごく普通”の高校を舞台に映画化。カメ田カメ郎(清水尋也)は、冴えない学園生活を送るごく普通の高校2年生。本音はあばら骨の中に隠して過ごしている。ある日、親友のカエル川エル隆(磯村勇斗)が人助けをしたニュースが瞬く間に拡散し、生徒会長を目指す学園のスーパースター、ライオン寺ライ王たち上位グループの目に留まるが……。主人公カメ田の幼馴染で、学園のマドンナ・フラミンゴ塚フラ美を上國料が声優初挑戦!
声:清水尋也、磯村勇斗、江口拓也、上國料萌衣(アンジュルム) 、野津山幸宏、栗田航兵(OCTPATH)、四谷真佑(OCTPATH)、森本晋太郎(トンツカタン)、坂本慶介、でんでん 他
監督:モリ・マサ
配給:イオンエンターテイメント、アスミック・エース
上國料萌衣のインタビューは、発売中のBIG ONE GIRLS11月号にも掲載中!