“会いに行けるアイドル”AKB48の活動拠点として2005年12月8日にオープンし、約19年の歴史を刻んできたAKB48劇場が、老朽化に伴う全面リニューアル工事を行うことになり、2024年9月1日(日)、現劇場では最後の公演となる特別公演「AKB48劇場リニューアル前 最終公演 〜6843日6552公演の思い出をありがとう。〜」を開催した。

約19年の歴史を刻んできたAKB48劇場での最終公演は、歴代のオリジナル公演・17公演の中から公演タイトルを冠した楽曲を1曲ずつパフォーマンス。
オープニングで披露したのは、AKB48が最初に行った公演・チームA 1st Stage「PARTYが始まるよ」のオープニング曲であり、劇場がオープンした2005年12月8日と同じ1曲目『PARTYが始まるよ』。続いて『会いたかった』『誰かのために』とチームAの歴代公演曲を披露すると、早くも目を潤ませるメンバーたちの姿が。

4代目AKB48グループ総監督の倉野尾成美は「2005年12月8日にAKB48劇場がオープンしてから6843日の月日が流れました。そして本日、リニューアル前の最後の公演となります。この劇場でたくさん思い出が生まれて、私たちにも感謝の気持ちがたくさんある分、今日は思い出と振り返りながらパフォーマンスさせていただきたいと思います。最後までよろしくお願いします!」と最終公演にかける想いを力強く語った。

画像: 『PARTYが始まるよ』 ©︎AKB48

『PARTYが始まるよ』 ©︎AKB48

画像: 『誰かのために』 ©︎AKB48

『誰かのために』 ©︎AKB48

その後も、チームAのオリジナル公演から『ただいま 恋愛中』『恋愛禁止条例』『目撃者』、チームKの公演から『青春ガールズ』『脳内パラダイス』『最終ベルが鳴る』『逆上がり』『RESET』、チームBの公演から『パジャマドライブ』『アイドルの夜明け』『シアターの女神』、ひまわり組の公演から『僕の太陽』『夢を死なせるわけにいかない』を披露するなど、各公演が初日を迎えた年代順に楽曲をパフォーマンス。AKB48劇場で歩んできた歴史を辿る熱いステージが次々と繰り広げられ、1曲ごとに場内のボルテージも高まっていった。

画像1: 『RESET』 ©︎AKB48

『RESET』 ©︎AKB48

画像2: 『RESET』 ©︎AKB48

『RESET』 ©︎AKB48

画像1: 『シアターの女神』 ©︎AKB48

『シアターの女神』 ©︎AKB48

画像2: 『シアターの女神』 ©︎AKB48

『シアターの女神』 ©︎AKB48

画像1: 『目撃者』 ©︎AKB48

『目撃者』 ©︎AKB48

画像2: 『目撃者』 ©︎AKB48

『目撃者』 ©︎AKB48

盤は歴代オリジナル公演の中で最も新しいチームA 7nd Stage「M.T.に捧ぐ」から『M.T.に捧ぐ』を披露。全オリジナル公演17曲のパフォーマンス終えると、倉野尾は「この劇場は2005年からスタートして、ここまでたくさんのメンバーがこのステージに立って、何もできないところからら一つ一つ学ばせてもらって、一人のアイドルとして、そして人間として成長させてくれる、本当に私たちにとって大切な場所でした。そして、多くの先輩方から受け継いできたこの劇場を今日こうして振り返ると、 改めて19年というAKB48の重みも感じますし、この劇場が大好きだなって思いますし、いろんなステージに立ってきましたけど、やっぱり私たちのホームはこの劇場なんだなっていうことを改めて感じました。今日までたくさん公演をやってきましたが、いつもこの近い距離で私たちを温かい目でたくさん見守ってくださったファンの皆さん、そしていつでも劇場を守ってくださった劇場スタッフの皆さんがいたから、私たちはこのステージで今日まで輝くことができました。本当にありがとうございます! 今日のこの公演でこの劇場とお別れにはなってしまいますが、この劇場がここにあり続けるためのリニューアルだと思います。リニューアルしてからも、私たちの原点はここに変わりはありません。これからも未来のAKB48につないでいけるように、一人一人AKB48一丸となって頑張っていきますので、これからのAKB48の応援もよろしくお願いします!」と目頭を熱くしながら、溢れる感謝の気持ちを伝えた。

そして、「ここでみなさんにお知らせがあります」と倉野尾が切り出すと、スクリーンに映像が! 新AKB48劇場のお披露目日、12月8日に初日を迎える、秋元康氏書き下ろしの新公演の初日メンバー16名をサプライズで発表された。
加入5カ月の19期研究生ながら初日メンバーに選ばれた伊藤百花は「選んでいただけたことがすごくすごく嬉しいです。選んでいただいたからには絶対に“伊藤百花で良かった”と言っていただけるように、ガムシャラに先輩たちの背中を見てついていきます!」と力強く語り、今年の劇場公演に最多出演している鈴木くるみは「私は劇場が大好きで、今までたくさん出させていただいて、たくさん成長してきたその成果を見せたいですし、リニューアルしてからもだまだ成長したいなと思っているので、初日に向けて頑張りたいと思います!」と笑顔でコメントした。

先日1300回目の出演を達成するなど劇場公演最多出演回数を誇り、“シアターの女神”と呼ばれている村山彩希は「劇場が最後っていうことと、初日に選ばれたメンバーが16人いるってことは落ちたメンバーもいるっていうことですし、いろんな気持ちが混ざって、正直、“楽しみだな”っていう言葉だけじゃ言えないっていうのが今素直な気持ちなんですけど……私は本当に劇場が大好きで、AKB48にいる理由がこのAKB48劇場だったってぐらい、今の劇場が本当に大好きで大切でした。だから正直、次の新劇場を好きになれるのかなとか、今と同じ熱量で愛していけるかとか、ファンの皆さんに今と同じように新劇場を愛していただけるのかなって不安な気持ちもあります。そして、メンバーにとってこの劇場という大事なステージがあるのと同じで、劇場のスタッフさんにとっても、この劇場公演っていうのは、たくさん思い出があるスタッフさんもいると思うので、まずはそのスタッフさんに感謝の気持ちを伝えたいです」と大粒の涙で言葉を詰まらせながら、誰よりもステージに立ち続けてきた劇場への想いを吐露。そして「初日に選ばれた16人は、選ばれなかった一人一人のメンバーの分まで、そしてファンの方の期待に応えるために責任を持って初日を迎えたいなと思います。私は劇場だけは平等であってほしいなって思うから、必要ないメンバーなんて誰もいないしみんな大事だから、これから新劇場になってからも、みんなで新しい劇場を愛して、皆さんにも愛していただけるように全員で作っていきたいなと思っていますので、新公演と新劇場をよろしくお願いします!」とまっすぐな眼差しで語った。

画像1: ©︎AKB48

©︎AKB48

画像2: ©︎AKB48

©︎AKB48

「ここにいるメンバー全員、初めてオリジナル公演をもらうことになります。この公演は秋元先生がAKB48にあてたオリジナル公演ということで、全メンバーの初日は必ず来ます。これからもみんなで一丸となって、この劇場をに立ち続けて、新公演も盛り上げていきたいなと思うので、皆さんもたくさん会いに来てくださると本当に嬉しく思います!」と4代目AKB48グループ総監督の倉野尾が決意を語ると、最終公演はクライマックスへ。現劇場への感謝を込めて全員で『桜の花びらたち』を歌い上げ、最後は「劇場のみなさん、劇場、ありがとうございました!!」と深々と一礼。たくさんの思い出が詰まったステージに全員が別れを告げた。

画像1: 『桜の花びらたち』 ©︎AKB48

『桜の花びらたち』 ©︎AKB48

画像2: 『桜の花びらたち』 ©︎AKB48

『桜の花びらたち』 ©︎AKB48

画像3: ©︎AKB48

©︎AKB48

リニューアル工事期間は、9月2日に開催する神奈川公演を皮切りに全国20箇所を廻る「AKB48劇場工事中出張公演」を実施。12月8日にオリジナル新公演でAKB48劇場リニューアルオープン初日を飾り、AKB48は20周年イヤーに突入する。メモリアルイヤーでさらなる飛躍を目指す新生AKB48に注目だ。

「AKB48劇場リニューアル前 最終公演 〜6843日6552公演の思い出をありがとう。〜」セットリスト

 Overture
1 PARTYが始まるよ/小栗・倉野尾・坂川・下尾・鈴木・髙橋・田口・徳永・長友・永野・橋本(陽)・武藤・山内
2 会いたかった/小栗・倉野尾・坂川・下尾・鈴木・髙橋・田口・徳永・長友・永野・橋本(陽)・武藤・山内
3 誰かのために
4 青春ガールズ/太田・佐藤・橋本(恵)・畠山・平田・布袋・正鋳・山﨑・秋山・新井・工藤・久保・迫・成田・八木・山口
5 脳内パラダイス/橋本(恵)・畠山・平田・布袋・正鋳・水島・山﨑・秋山・新井・工藤・久保・迫・成田・八木・山口・伊藤
6 ただいま 恋愛中/橋本(恵)・畠山・平田・布袋・正鋳・水島・山﨑・秋山・新井・工藤・久保・迫・成田・八木・山口・伊藤
7 僕の太陽/岩立・大盛・佐藤・千葉・福岡・水島・向井地・村山・伊藤・奥本・川村・白鳥・花田
8 夢を死なせるわけにいかない/岩立・大盛・佐藤・千葉・福岡・水島・向井地・村山・伊藤・奥本・川村・白鳥・花田
9 パジャマドライブ/福岡・向井地・花田
10 最終ベルが鳴る/佐藤・橋本(恵)・畠山・平田・布袋・正鋳・水島・山﨑・秋山・新井・工藤・久保・迫・成田・八木・山口
11 恋愛禁止条例/坂川・千葉・長友
12 アイドルの夜明け/岩立・大盛・小栗・鈴木・徳永・橋本(陽)・工藤・白鳥
13 逆上がり/倉野尾・下尾・髙橋・田口・永野・武藤・村山・山内
14 RESET/倉野尾・佐藤・髙橋・田口・長友・橋本(陽)・正鋳・向井地・武藤・山内・秋山・新井・八木・山口・伊藤・白鳥
15 シアターの女神/岩立・太田・大盛・小栗・坂川・鈴木・徳永・橋本(恵)・平田・福岡・布袋・村山・山﨑・奥本・川村・花田
16 目撃者/小栗・倉野尾・佐藤・下尾・鈴木・田口・千葉・永野・畠山・水島・向井地・村山・工藤・久保・迫・成田
17 M.T.に捧ぐ
18 桜の花びらたち

【出演】
正規メンバー(29名)
岩立沙穂・太田有紀・大盛真歩・小栗有以・倉野尾成美・込山榛香・坂川陽香・佐藤綺星・下尾みう・鈴木くるみ・
髙橋彩音・田口愛佳・千葉恵里・徳永羚海・長友彩海・永野芹佳・橋本恵理子・橋本陽菜・畠山希美・平田侑希・
福岡聖菜・布袋百椛・正鋳真優・水島美結・向井地美音・武藤小麟・村山彩希・山内瑞葵・山﨑 空
出演メンバー
岩立沙穂・大盛真歩・小栗有以・倉野尾成美・下尾みう・鈴木くるみ・田口愛佳・千葉恵里・徳永羚海・⻑友彩海・ 永野芹佳・向井地美音・武藤小麟・村山彩希・山内瑞葵・山根涼羽

18期研究生(8名)
秋山由奈・新井彩永・工藤華純・久保姫菜乃・迫 由芽実・成田香姫奈・八木愛月・山口結愛

19期研究生(5名)
伊藤百花・奥本カイリ・川村結衣・白鳥沙怜・花田藍衣

This article is a sponsored article by
''.