BOGでは、ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」で難役を演じた蒼戸虹子に大フォーカス！ 学園の人気者でありながらも自ら命を絶った少女・莉花を透明感たっぷりに表現している。
――本作で、ダンスに初めて挑戦したとか。
今回のダンスがコンテンポラリーダンスだったのですごく難しかったです。半年間のレッスンの中で、目線や呼吸がすごく大事だと教わって……そこを意識しながら、自分なりに頑張りました。
――監督もダンスの練習に参加したそうですね。
一緒にレッスンを受けてくださいました（笑）。最初のダンスレッスンでは振りを入れるというより、「こういう感情の時はどう動くのか？」などを考えて、身体を使って感情を表現することを練習しました。監督や美絽さん、池端さんと一緒にレッスンして、みんなそれぞれの表現が全然違って……！ それがすごく楽しかったです。
――何だか部活みたいだね（笑）。
半年間定期的にダンスレッスンに通っていたので、まさに部活でしたね（笑）。
――寄宿学校ということで家具や小道具とか、監督の世界観やこだわりが反映されていたと思います。気になったアイテムとかありますか？
杏菜と莉花の部屋の中には、すみっこや壁の上の方に飛行機やチョウチョのモチーフの小物がたくさんあるんです。それを撮影の合間に美絽さんと一緒に見つけ合いっこしてました。
――ファッションもかわいかったよね。
じつは一人ひとりの制服がちょっとずつ違うんです。黄色のタイツだけはみんな一緒なのが印象的でした。後半のピンクのタイツも履いてみたかったな～（泣）！
――莉花は前半でいなくなるのでね……。映画をご覧になって、後半パートはどんなお気持ちでご覧になったのでしょう。
莉花がいなくなった後に、杏菜と栞が莉花のことを分かろうとしていたり、自分自身とも向き合いはじめる姿がすごくかっこよく見えました。莉花のことを思ってくれているのがすごく嬉しかったです。
――このインタビューは映画媒体のスクリーンオンラインにも掲載されます。普段の蒼戸さんがこれまで観た映画でナンバー１に好きな作品を挙げてください。
『カモン カモン』、10回ぐらい観ています！ 叔父さんと甥が、お互いを理解しようとするんだけど分かり合えず……すごく不器用でもどかしくなるんです……（笑）。でも、観終わったあと毎回自分が励まされる感覚があって。観るたびに、強く、心を動かされる作品です。
＜PROFILE＞
蒼戸虹子
生年月日：2009年1月13日
出身地：ハワイ
＜近年の主な出演作＞
シリーズ横溝正史短編集Ⅳ「悪魔の降誕祭」(24)
「DOPE 麻薬取締部特捜課」(25)
©2025 BITTERS END/CHIAROSCURO
『白の花実』
12月26日（金）公開
＜STORY＞
周囲に馴染めず、転校を繰り返す杏菜が、新たな寄宿学校で出会ったのは、美しく完璧な少女・莉花。
しかし、莉花は突然、屋上から飛び降りて命を絶ってしまう。残されたのは一冊の≪日記≫。ページをめくるたび、莉花の苦悩や怒り、痛み——そして、言葉にできなかった“ある秘密”が浮かび上がる。
出演：美絽 池端杏慈 蒼戸虹子
河井青葉 岩瀬亮 山村崇子 永野宗典 田中佐季
伊藤歩 吉原光夫／門脇麦
監督・脚本・編集：坂本悠花里
配給：ビターズ・エンド
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