韓国で袖の先触れ合う距離、手の届かぬ人…第22代王イ・サンと女官の切ない愛を描く歴史ロマンス『赤い袖先(原題)』の主演を務めた2PMのジュノのインタビューが、到着した。

韓国の大ベストセラー小説をドラマ化。
龍袍(ヨンポ=王の常服)とクットン(女官の袖先)、対称的な2つの赤い袖先が触れ合う切ない愛を描いた『赤い袖先(原題)』で、ジュノ(2PM)が数々の俳優が演じてきた名君イ・サンを新たな姿で熱演し、そしてイ・セヨンが後に側室となる宜嬪成氏(ウィビンソンシ)を活き活きと演じる。
ジュノが演じる名君イ・サンとイ・セヨンが演じるヒロインの宜嬪成氏(ウィビンソンシ)の、若かりし日の秘めた愛を美しい映像で綴る歴史大作。

いよいよKNTVにて、3月11日(金)20:00~22:30、日本初放送がスタートする【第1・2話先行放送】。
(本放送は、4月16日(土)より毎週土曜20:00~22:30※2話連続放送。)

ーーKNTVで『赤い袖先』を日本初放送します。今のお気持ちは?

画像1: 提供元:KNTV

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日本のファンの皆さんにこのドラマを見ていただけるのがとてもうれしいです。個人的には久しぶりにお目にかかれる機会ですので、ものすごくワクワクしていますし、たくさんの皆さんに楽しんでいただきたいです。

ーー演じられた役柄のご紹介をお願いします。

画像1: ©2021MBC

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僕の役柄は朝鮮の王、正祖(チョンジョ)イ・サンの役で、愛よりも国を優先した次期君主の切ないラブストーリーです。

ーー見どころを教えてください。

韓国の美しさ、画面の色彩ですとか、朝鮮時代の建築様式等が美しく表現されています。撮影するときは毎回天候に恵まれたので、天高く澄み切った韓国の空の風景が見られると思います。それから昌徳宮で何度か撮影したのですが、当時の王様が歩いた場所を間接的に見られますし、その時代を感じられると思います。

画像2: ©2021MBC

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ーー撮影場所に行ってみていただけたらいいですが、現在の状況だと残念ですね。

そうですね。龍仁にある「大長今パーク」という場所で撮影したのですが、その撮影所はこれまでヒットした韓国の時代劇をたくさん撮影した場所です。コロナの状況が収まったら、遊びにいらして、このドラマに思いを馳せながら見ていただくのもいいかと思います。

ーー印象に残っている場面・セリフは?

セリフに関しては、作家さんがとても美しい言葉で書いてくださったので、全部記憶に残っています。今、このセリフが思い浮かびました。「私がお前に惑わされたのか、お前が私に惑わされたのか」これは撮影しながらときめいたセリフでもありましたし、いろんな意味がこめられたセリフだと思えたこともあって、このセリフが気に入っています。

ーー実在の人物を演じるのは初めてかと思いますが、実在の人ならではの面白さ、難しさはありましたか。

画像3: ©2021MBC

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やはり実在した人物ですし、その中でもすごく愛された人の一人ですから、その王様を愛するファンの方たちの、気持ちを壊したくありませんでした。基本的に正祖という王が持っているイメージを最大限守ろうと努力しました。王様の人格や性格がどうだったかを残っている記録をベースにして、そこに僕の性格を取り入れて最大限写実的に描写したいと思いました。とても興味深かったのは、個人的な考えですが、その人物を勉強しながら自分と似た部分を見つけられたことが演技に役立ちましたし、そのおかげで役柄により愛情を持つようになったような気がします。

ーードラマの最後が毎回とても気になるところで終わり、次の話数が早く見たくなりました。

そうですね。僕も最初に台本を見たとき、すごく気に入ったのは、次の話数が気になったことです。このドラマのあだ名は「エンディングがおいしいお店」でしたが、そのあだ名通り、毎回エンディングにインパクトがあり、サンとドクイムのシーンで終わったので、そのカップルを応援する方たちの思い入れがどんどん強まったようですし、僕自身も個人的にすごく楽しかったです。

ーー除隊後復帰作でしたが、演技や仕事に対する考え方などで兵役前の演技に比べて変化したと思う部分はありますか。

いいえ、まったく同じです。心意気はいつも同じでベストを尽くすだけです。変わったことが一つあるとしたら労働時間がしっかり決まっていたので、以前のように今日1日でこれくらい撮ろう、というのではなく、与えられた時間内に全員がしっかり働いて、労働時間を順守するという状況を初めて経験しました。以前は徹夜したことも多かったのでこういう部分が変わったのだなと思いました。個人的に演じる人物を最大限表現しようと思うのは、今も昔も同じです。

ーー『シングル男のハッピーライフ(原題:나 혼자 산다)』で右利きの練習をされていましたが、お箸の練習は難しかったですか?

箸使いが基本中の基本だと思って練習したんです。左利きから右利きに変えることは今も出来ません。でもとにかくあのときはドラマの中で行われる筓禮(ケレ)式で、食べ物を一口味見するシーンがあったので、不自然にならないように練習しました。子どもが箸使いを練習する、矯正器のような物を持って練習したんですが、これまでずっと左手で食べてきたものを右手で食べようとするのは容易ではありませんでした。でもそんな小さな習慣から一つずつ変えていくことは、難しいことでありながらも、その人物に近づいていく気がして楽しかったです。それに世孫として常に正しい姿勢を維持するのは、体力的には大変でした。世孫の部屋、東宮で撮影するときは一日中同じ姿勢で座っていたり、英祖と正祖のシーンでもひざまずく場面は一日中ひざまずいていたり…。ひざまずいているときに、足がしびれても姿勢を変えたり、急に動かしたりできる状況ではないですし、役柄になりきるにはそんな動き自体が邪魔になるので、休み時間であってもきつい姿勢を続けていました。そんな部分が大変でしたが感情移入には役立ちました。でも僕はその姿勢自体がイ・サンの姿だと思いましたし、揺るぎない姿のキャラクターだという考えが明確でしたので、普段からその姿勢でいる努力をしました。

ーーその他にも王役を演じるにあたり準備したことは?

画像4: ©2021MBC

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まず乗馬を習いましたし、書道も習いました。箸使いは自分で練習し、言葉を話すときには落ち着いて話したり、声のトーンをもっと冷たく重みを持たせたり、それから動作も細かい動きをなるべくなくして、慌てずにゆっくりするなど、そういう部分に気を遣いました。正祖は文武両道な人物で弓矢を射ることにも長けていたので練習もしましたし、武術も練習しました。これまでで一番いろんなことを習ったドラマでした。その中でもお風呂に入るシーンがあって、世孫をかっこよく見せるために食事管理をしながら運動もしましたし、このドラマでは習ったことを演技にたくさん使いました。僕は何かをするとき、経験がなくて大変だったことはあっても、始めてみて大変だったことはありませんでした。どんなことでも習いながら楽しむタイプでもありますし、乗馬は後に趣味として楽しみたいと思いました。武術も経験がなかったわけではないので楽しかったです。箸使いだけはダメでした(笑)。難しかったです。

ーーイ・セヨンさんとの共演はいかがでしたか?

画像5: ©2021MBC

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撮影現場でのサンとドクイムはご覧いただいたままだと思います。ドラマの設定も同年代でしたし…。いつもリラックスして撮影できましたし、サンとドクイムとして8カ月過ごしましたので、自然に出来上がった演技の呼吸だったのではないかと思っています。

ーー浴室のシーンが話題を集めましたが、撮影時のエピソードを教えてください。

あのシーンはスケジュールが2回ほど延期になったんです。厳しい食事制限を続けていたので、1日も早く終わってほしいと思っていました。なぜならチキンをものすごく食べたくて…。撮影日が決まると、その前日の朝から水さえ飲まなかったので、のどもものすごく渇きました。そして当日は10時間くらい水の中にいたので、寒くて疲れが出てきました。お湯を何度も温めても寒くなるのはどうしようもなかったです。あんなに長く水の中にいたのは初めてだった気がします。その甲斐あって上手く表現できたようで僕も気に入っています。

ーーそんなに長い時間水の中にいるのは大変でしたね。

画像2: 提供元:KNTV

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スタッフの方が常にお湯を温めてくれましたし、最初に入ったときは温泉に入ったような気分でした。ものすごく温かくて、入るなり汗が流れてきてメイクは消えてしまい、急に眠くなってしまいました。演じなければならないのに、汗をかくと眠くなってしまったので、眠気との闘いでした。後でセヨンさんと一緒に演技をするときは、お互いに楽しくセリフを合わせられましたし、横で頑張ってと応援してくれました。チキンが待っているからと(笑)。それでその日は撮影が終わって家に帰るなりチキンとビールを注文したのですが、少しずつしか食べられませんでした。ものすごく疲れていましたし、ずっと食事制限をしていたので、すぐお腹がいっぱいになって、期待していたような食事にはなりませんでした。ドラマの撮影が終わってから2週間くらいは何も気にせずに食べましたが、今も食事制限は続けています。

ーー英祖役のイ・ドクファさんとのシーンはいかがでしたか。

英祖役のイ・ドクファさんはものすごくいい方でした。大きな力になってくれましたし、撮影現場では「ずっしりした柱」であることをひしひしと感じました。それに一緒に演技をするときはものすごいエネルギーを感じましたし、ありがたいことに僕はそのエネルギーを受けて、僕もいい演技を見せられました。それに会話をするときも年の差があるにも関わらず、僕の視点からも見てくださって、いろんなお話をしてくれました。そんな面ですごく学ぶことが多い先輩だと思いましたし、イ・ドクファさんのようになりたいとも思いました。

ーーイ・ドクファさんに演技が上手だと褒められていましたね。

制作発表会のとき真実味のある演技だと言ってくださって、本当にいいお話をしてくださってありがたいと、心の中で感謝していましたが、 制作発表会の後でも本心で褒めてくださいました。ただの褒め言葉ではなく本当にそう思ったから言った、本当に演技が上手だと言ってくださったので、すごくうれしかったです。このドラマでいい方たちに出会えました。

ーードクイムとのケンカのシーンが微笑ましかったですが、アドリブはありましたか。

基本的にサンとドクイムは決められたフォームがありますので、そこから逸脱しないように努力しましたし、台本自体に内容がぎっしり詰まっていたのでアドリブを使う必要はありませんでした。でもアドリブというのはお互いの呼吸で入れていくので、セリフは決まっていてもシーンの中で呼吸を合わせてやりとりをする楽しみを感じました。ですがドラマの終盤で、2人の愛が実ったときあたりの気軽に話す部分でアドリブをたくさん入れました。

ーーMBC演技大賞での8冠受賞おめでとうございます。ジュノさんは最優秀演技賞、ベストカップル賞を受賞しました。気分はいかがでしたか?

画像6: ©2021MBC

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ありがとうございます。あんなに素敵な場所に行けば、仮に確率はなくても、期待したくなるのが人の気持ちだと思います。僕が最優秀演技賞やベストカップル賞を受賞するのも、ものすごく感謝すべきことでうれしいことでしたが、『赤い袖先』がたくさんの賞をいただき、認められたことにとても喜びを感じました。それだけ僕たちのドラマが大勢の人に人気があったという指標になってくれたので、それがうれしかったです。僕は受賞した感想も全く準備していなかったので、賞をもらった後、壇上で自分が何を話しているのかもよく分かりませんでした。本当に個人的な感想を述べただけです。皆さんから人気を得られてよかった、ありがとうございます、というようなことをお話したと思います。

ーー2021年のいい締めくくりになりましたね。

画像3: 提供元:KNTV

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高視聴率で、それから8冠を受賞したというニュースをたくさんの視聴者が喜んでくれて祝ってくださるのがうれしかったです。監督や俳優、スタッフが一丸となって撮影に臨みました。ドラマを撮り始める前に監督と何度か打ち合わせをするたびに、ずっといい予感がすると話していたんです。すごく楽しいし、いい作品に仕上がる気がする、結果はどうであれ、とにかく雰囲気がいいと監督に言い続けていました。そんな現場をいろんな人に知ってもらいたい、僕たちはこんなに楽しく、本当に幸せに作品を作っていることをお知らせしたかったですし、このエネルギーが見てくださる視聴者にも、十分に喜んでもらえるのではないかという思いで8カ月を過ごしました。それで…これが受賞した感想だったと思います。それだけいい現場だった、愛すべき現場だった、ということをたくさんの人にお伝えしたかったのですが、その言葉を壇上で言えなかったことが残念でした。

ーー17話の延長、高視聴率と、この作品が愛された理由は何だと思いますか。

イ・ドクファさんがおっしゃった本気度と真実味ではないでしょうか。全員が本気で作品に臨みましたし、その本気度を視聴者が理解してくださり、またこの作品を愛してくださったので、全てがうまくマッチしたのではないかと思います。そんな気持ちで制作する側と視聴者が生み出したものではないかと思っています。

ーー日本のファンにメッセージをお願いします。

画像4: 提供元:KNTV

提供元:KNTV

KNTVをご覧の皆さん、こんにちは、2PMのジュノです。
ドラマ『赤い袖先』で正祖イ・サン役を演じました。
楽しく撮影し、心から愛情を込めて仕上げた作品ですので、その気持ちが視聴者の皆さんにもお届けできたらと思います。
このドラマをご覧になって幸せになっていただきたいです。心から感謝します。

STORY

粛清により一族が没落したドクイム(イ・ソラ/子役)は幼い頃から宮女として仕えるようになる。一方、朝鮮王朝21代国王英祖(イ・ドクファ)の孫、世孫イ・サン(イ・ジュウォン/子役)は悲劇的な事件で父を失い、宮中で孤独に育つ。ある夜、サンはドクイムの機転により窮地を救われ、ドクイムにほのかに想いを寄せるも再会は叶わず時が流れる。
数年後、成長したドクイム(イ・セヨン)は持ち前の聡明さで尚宮たちから目をかけられつつも自分の生き方を模索していた。そんなある日走っていたところ足を踏み外し、近くにいた世孫(ジュノ/2PM)を巻き込み池に落ちてしまう。反省文を書くよう命じられたドクイムだったが、書庫を掃除している最中、中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし、無礼な態度で追い返してしまう。怒った世孫は何度も書き直しを命じ、2人は次第に距離を縮めていく。だが宮中では勢力争いが激しさを増しイ・サンは命を狙われることに...。

『赤い袖先(原題)』

■放送日:
【第1・2話先行放送】3月11日(金)20:00~22:30 ※2話連続放送
【本放送】4月16日(土)スタート 毎週土 20:00~22:30 ※2話連続放送

■放送局:KNTV

■番組サイト:
https://kntv.jp/program/kn220301/

「2021 MBC演技大賞」で8冠を受賞!

脚本:チョン・ヘリ(『仮面の王 イ・ソン』)

演出:チョン・ジイン(『自己発光オフィス』『バラ色の恋人たち』)ソン・ヨナ(『私がいちばん綺麗だった時』)

出演:ジュノ(2PM)、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・チヨン、チャン・ヒジン、チョ・ヒボン、ソ・ヒョリムほか

提供元:©2021MBC

話数:全17話

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