和山やまによるコミック『カラオケ行こ!』が映画化され、2023年公開予定であることが発表された。さらに、物語のカギを握る中学生役のオーディションを6月13日(月)〜7月15日(金)で応募することも明らかになった。

「このマンガがすごい!2021」オンナ編第5位(宝島社)、マンガ大賞 2021 第3位を始めマ ンガ賞に続々ランクインをし、累計50万部を突破した超人気コミック『カラオケ行こ!』の映画化が決定した。原作は、たった3年で発表したすべての作品が主要漫画賞受賞するなど輝かしい功績を積み上げ、今もっとも新作が期待される和山やま。

合唱部部長の岡聡実(おかさとみ)はヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)にカラオケに誘われ、歌の レッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの間には奇妙な友情が芽生えていくのだった。聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?

メガホンをとるのは『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』など数々の人間ドラマに定評のある山下敦弘監督、脚本はドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「逃げるは恥だ が役に立つ」、映画『罪の声』など多くの話題作を手掛ける稀代のヒットメーカー野木亜紀子。 超一流の豪華スタッフが集結し、熱狂的な人気を博している傑作コミックが、ついに映画化となる。

スタッフからコメントが到着した。またオーディションの詳細は下記を参照。

スタッフプロフィール&コメント

原作者:和山やま

マンガ家。1995年生まれ、沖縄県出身。
著作に『夢中さ、きみに。』『カラオケ行こ!』(KADOKAWA/ビームコミックス)、『女の園の星』(祥伝社/フィールコミックス)がある。2019年8月に刊行した『夢中さ、きみに。』が、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第24回手塚治虫文化賞短編賞をダブル受賞。他タイトルにおいても多数のマンガ賞を受賞し、手がけた作品すべてが高評価を受ける。現在、『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて『女の園の星』を連載中。また、2020年11月『月刊コミックビーム12月号』より『カラオケ行こ!』の続編『ファミレス行こ。』の連載がスタート、大好評連載中。

[コメント]
この漫画は元々邦画への憧れから描いたものでした。今回映画として形になるのが本当に嬉しく思います。また、監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる『カラオケ行こ!』が楽しみで仕方がないです。

監督:山下敦弘

1976年生まれ、愛知県出身。大阪芸術大学卒。『どんてん生活』(99)、 『ばかのハコ船』(03)、『リアリズムの宿』(04)と“ダメ男三部作”を手がけ内外で評価を受ける。05年『リンダ リンダ リンダ』が大ヒット、続く『天然コケッコー』(07)では第32回報知映画賞監督賞、第62回毎日映画コンクール日本映画優秀賞をはじめ数々の賞を受賞。その他監督作品に 『マイ・バック・ページ』(11)、『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)、 『味園ユニバース』(15)、『オーバー・フェンス』(16)等。『ハードコア』(18)では芸術選奨文部科学大臣新人賞を得る。その後も久野遥子と共同のロトスコープアニメ「ふくぶくろしまこ」(18)や脚本家・野木亜紀子と手掛けた連続ドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」(20.ギャラクシー賞受賞)など話題が絶えない。最新作にAmazon「モダンラブ・東京」の短編(22年秋以降配信)、脚本家・宮藤官九郎との劇映画等が控えている。

[コメント]
昔から男たちが見つめ合う映画が好きだった。“見つめ合う”と書くと、なんだか恋愛ドラマのようなニュアンスにも思えてくるが、それだけではない。男の友情や切なさを描いた映画、つまりは“バディもの”と呼ばれるジャンルに心惹かれてきた。
『カラオケ行こ!』に出てくるバディはヤクザと中学生。年齢も住む世界も違う二人が“歌”をきっかけに出会い、不思議な友情が生まれる。魅力的で面白い原作だが、生身の人間が演じる“映画”という表現において、監督としての課題は多い。しかし、バディものを得意とする野木亜紀子さんが脚本を書く。面白くならないわけがない。自分のルーツである“見つめ合う男たち”を最高の布陣で作れることに、今から楽しみでしょうがない。

脚本:野木亜紀子

1974年生まれ、東京都出身。
主な脚本担当作品に『図書館戦争』シリーズ(13・15)、『アイアムアヒーロー』(16)。また、ドラマ作品でも「空飛ぶ広報室」(13/TBS)、「重版出来!」(16/TBS)、「逃げるは恥だが役に立つ」(16/TBS)、オリジナル作品に「アンナチュラル」(18/TBS)、「獣になれない私たち」(18/日本テレビ)、「フェイクニュース」(18/NHK)、「コタキ兄弟と四苦八苦」(20/テレビ東京)、「MIU404」(20/TBS)など、社会現象とも呼べる熱狂的なファンを持つ数々の作品を手掛けている。 「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」で東京ドラマアウォード2016・脚本賞、「アンナチュラル」で東京ドラマアウォード2018・脚本賞/芸術選奨文部科学大臣新人賞を、「獣になれない私たち」で、第37回向田邦子賞、さらに映画『罪の声』(20)では第44回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。22年は自身初となるアニメーション映画『犬王』の脚本を手掛けるなど活躍の幅を広げている。

[コメント]
あの“和山やまワールド”を、どうすればフィルムに落とし込めるのか。正直なところ全く自信がありませんが、山下監督ならあの空気を醸し出せるのではないかと、このたびの座組を心強く思います。和山先生が生み出した、愛すべき聡実くんと狂児を壊さぬよう、慎重に、映画としてのベストを尽くしてまいります。

映画『カラオケ行こ!』岡聡実役オーディション

応募期間:2022/6/13(月)〜7/15(金)
応募資格:満12歳〜16歳までの男性。
プロ/アマ問わず
歌唱経験・演技経験・変声期の有無は問いません。
詳細は→https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/audition/

映画『カラオケ行こ!』

2023年、全国にて公開予定

原作:和山やま(ビームコミックス/KADOKAWA 刊)
※2020年9月12日発売
※重版出来!発売前重版・発売後重版中
監督:山下敦弘
脚本:野木亜紀子
配給:KADOKAWA
©2023「カラオケ行こ!」製作委員会
書影クレジット:©和山やま/KADOKAWA

映画『カラオケ行こ!』公式サイト:
https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/
映画『カラオケ行こ!』公式 Twitter:https://twitter.com/moviekaraokeiko

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