綾野剛が抑制した演技で新たな魅力を発現―映画『カラオケ行こ!』山下敦弘監督インタビュー
中学で合唱部の部長を務める岡聡実はある日、ヤクザの若頭補佐・成田狂児からカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になることを避けるためだという。嫌々引き受けた聡実だったが、次第に2人の間には奇妙な絆が育まれていく。映画『カラオケ行こ!』は和山やまの同名人気コミックを綾野剛主演で実写化したハートウォーミングな作品である。メガホンを取った山下敦弘監督に綾野剛といかにして作品を作っていったのかを聞いた。(取材・文/ほりきみき)