チョン・ジヒョン×カン・ドンウォン共演のスペクタクル・ロマンス『北極星』が、Disney+ (ディズニープラス) スターにて、9月10日(水)16時より独占配信開始となる。(全9話/初回3話配信、以降毎週水曜2話ずつ)配信に先立って、韓国・ソウルで制作発表会が行われた。
本作は、韓国の女性大統領候補と“秘密”を抱えた脱北者の孤独なふたりが立場を超えて惹かれ合う”許されぬ愛”と、南北朝鮮に迫る脅威によって翻弄される彼らの運命を描いたスペクタクル・ロマンスだ。
大統領候補の妻で外交官のムンジュにチョン・ジヒョン、ボディガードとして雇った脱北者の男・サンホをカン・ドンウォンが演じ、監督には「愛の不時着」で共同監督を務め、「涙の女王」もヒットに導いたキム・ヒウォン、「犯罪都市 PUNISHMENT」のホ・ミョンヘン、脚本は「シスターズ」を手掛けたチョン・ソギョンが集結し話題を呼んでいる。
ディズニープラスでの独占配信を前に開催された『北極星』制作発表会には、メインキャストの7人とキム・ヒウォン監督、共同演出を手掛けたホン・ミョンヘン監督が登壇。

(c) 2025 Disney and its related entities
トークでは早速「タイトルに“輝く星へのメタファー”をこめました」とキム監督。続けて「劇中には、それを象徴する“あるもの”が登場します。第3話のエンディングを観るとわかりますよ。第3話までで登場人物の背景などをドラマチックに描き、第4話、第5話はスピーディにいろんな事件が起こります。第6話から第9話ではそれまでに描かれなかった感情的なものが集約されています。毎週大きな秘密が明かされるので、見逃さないでください」と話し、期待感を高めた。
本作が企画される前、「チョン・ソギョン脚本家とどんな作品がしたいか」と聞かれたキム監督は、「パワフルな女性が登場する作品がしたい。それを演じるのはチョン・ジヒョンだ」と話したという。「韓国の多くの監督は、パワフルな女性キャラクターをさせるならチョン・ジヒョンさんの他に
いないと考えているでしょう。長い間キャスティングリストの 1 位は常にチョン・ジヒョンさんですから。「一度お尋ねしてみようか」と連絡をしたところ、すぐに「会いましょう」とお返事をくださり、うれしかったです」(キム監督)と感激した当時を振り返った。

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3 年ぶりのドラマ出演となるチョン・ジヒョンは、大統領候補となり命を狙われるソ・ムンジュ役を演じる。「ムンジュは物静かですが、堂々としていて、勇敢なキャラクター。キム・ヒウォン監督とチョン・ソギョン脚本家がタッグを組む作品ですから、俳優として欲が出ました。何より、これ以上歳をとる前にカン・ドンウォンさんと共演したいと思い、出演を決めました。私は、長い間カン・ドンウォンさんの大ファンだったんです。本当に!カン・ドンウォンさんのフィジカルがとても気に入っていましたが、撮影をする中で人間性までファンになりました」とサプライズ告白。それを受けて、隣にいたカン・ドンウォンも「出演の決め手はチョン・ジヒョンさんが出演されること」と明言。「撮影をする中でチョン・ジヒョンさんの魅力にハマってしまいました。現場を楽しんでいる姿を見て僕も幸せな気持ちになりましたし、撮影する間いつも“ステキな人だな”と思っていました」と、思わず赤面してしまうほどのコメントを返し、イチャイチャっぷり(?)を発揮していた。

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ドラマの最大の見どころは、緊迫した状況の中で、二人が心の距離を縮め、ロマンスが生まれる過程だ。「私は美しい絵が好きなのですが、美しいお二人なので、あえてこちらが頑張らなくても自然と画になり、撮影中ずっと幸せな気持ちでした。お二人とも身長が高いので、建物が狭く見えないように美術監督と相談しながら、天井も高く作ったりしました」とキム監督。チョン・ジヒョンは「全く違う世界に住んでいたムンジュとサンホはお互いに惹かれていくと同時に、お互いを知る中で自分を顧みるようになります。エピソードが進行するほど、おもしろい関係に発展していくので、そこを重点的に観ていただきたいです。撮影現場でモニターを観ながら、二人で話していたんです。「こんなにも大人の演技をしたことはある?」って。なんというか“ヌッチョ”(感じがいい)な感じというか」と、若者が使う新造語を使って二人の雰囲気を表現。カン・ドンウォンも「大人の男女だからこそわかる“いろいろ”が雰囲気から滲み出ています」と話し視聴者の興味を刺激した。“ヌッチョカップル”のロマンスに注目だ。
「マジック」以来、21年ぶりのドラマ出演となるカン・ドンウォンは、演じるサンホについて「サンホは国籍も正体も不明で、世界的な軍事企業のエースです。孤独である苦悩を抱えています。ムンジュと出会い、全てを捨ててもいいという思いで、彼女を守り戦います」と役どころを説明した。本作のキャスティングが公になった時、韓国では「カン・ドンウォンが守ってくれるなら、どんな危ない目にあってもいい」という女性たちの声で溢れたそうだ。MC からその情報を伝えられると、体をくねらせて照れまくるカン・ドンウォンの少年のような姿が何とも印象的だった。カン・ドンウ
ォンは、今回、プロデューサーの一人としても名を連ねている。「プロデューサーとしてしたことは?」という質問に「何もない」と謙虚に回答したカン・ドンウォンだが、実際は大活躍だったようだ。キム監督は「外国人俳優のキャスティングの手助けをしていただきましたし、現場での英語通
訳まで買って出てくださいました。私は英語ができないので、外国人俳優がいらっしゃると、すっとカン・ドンウォンさんの近くに誘導しました(笑)」と全面的に頼っていたと証言。カン・ドンウォンも、外国人俳優が気持ちよく仕事ができるように、おいしいものをたくさん奢ったと明かした。カン・ドンウォンといえば、アクションに定評がある俳優だ。これまで何度も一緒に仕事をしてきたホ監督は、「ご存じのように(カン・ドンウォンは)手足がすごく長いので、同じ動きをしても、他の俳優では表現できないかっこよさがあります。実際にドラマをご覧いただけば、私の言っている意味がわかると思います」と発言。登壇していた俳優たちも、一様に大きくうなずき、同意をしていた。
脇を固める俳優たちも豪華な面々が揃った。ムンジュの夫で“韓国の若きリーダー”として期待されていた大統領候補チャン・ジュニクを演じるのは、パク・へジュン。チョン・ジヒョンは、撮影でパク・へジュンに会う度に「カッコいい」を連発していたという。「本当にイケメンですよね。私は挨拶代わりに「今日もかっこいいですね」と言っていたのですが、その度に当然だというような表情をするんです」とニヤリ。(カン・ドンウォンの方を向いて)あちらを見ても、(パク・ヘジンを見て)こちらを見ても、(イケメンばかりで)幸せな現場でした」と回想した。
チャン・ジュニクの母イム・オクソン役にはイ・ミスクがキャスティング。「韓国の政財界に影響力を持ち息子を大統領にしようとしますが、予想外のことが起きて作戦を変更します。野心のある人物です。今回、(息子役の)オ・ジョンセさんに随分演技を習いました。ジョンセさんがこう言うんですよ。“前半の演技はイマイチだったけど、後半は演技力が伸びましたね”って! 私もそう思います(笑)後半部の私の演技に期待してください」とちゃめっ気たっぷりに語った。大先輩に演技指導をしたという大胆不敵な(?)オ・ジョンセは、ジュニクの弟で検事のチャン・ジュンサン役。「有能な検事ですが、幼少の頃から自分より遥かに秀でている兄にコンプレックスや妬みを持っている人物です」と役どころを説明した。兄役のパク・へジュンとは実はあまり共演シーンがなかったそうだ。残念そうな表情するオ・ジョンセに MC から「兄弟愛を育むためにハグをしよう」と粋な提案が。壇上で二人が“ぎこちないハグ”をすると、会場は笑いに包まれた。
韓国の現大統領チェ・ギョンシン役を演じるのは、大作には欠かせないベテラン俳優キム・へスク。「私が演じたギョンシンは、しなやかなカリスマと強い推進力、明確な政治信念を持つ人物。オファーを受けた時、ときめきと同時に怖さを感じましたが、大統領の器と人間臭さのある人物として演じようと思いました」と紹介。映画『10 人の泥棒たち』以来、久しぶりの再会となるチョン・ジヒョンについては「政治家同士として再会できたことがうれしいです。私はチョン・ジヒョンさんのことが本当に好きなんです。撮影シーンでは、毎回シナジー効果が発揮されたと思います」と発言し、仲の良さを感じさせた。
一方、ムンジュへの忠誠心強い補佐官ヨ・ミジ役を演じるイ・サンヒは、「役作りのために大韓民国憲法を書き写した」と徹底した役作りをアピール。国家情報院長官ユ・ウンハク役のユ・ジェミョンは、「国の安全に総力を懸け、国益のためなら手段を選ばない愛国心の塊。台本には想像できないようなスケールとスペクタクルな世界が広がっていました。この作品に関われることが出来て幸せでした」と感慨深い様子で話した。ムンジュの警護を担当する補佐官パク・チャンヒ役には「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でブレイクしたチュ・ジョンヒョク。「役作りのために実際に大統領の警護室長にお会いし、歩き方や姿勢、ドアの開け方など、警護について学びました」と役作りに言及すると、「本作はいろんな目的を持ったたくさんのキャラクターが出てきます。人物たちの感情線に沿ってご覧いただけば、自然と共感できるのではないかと思います」と見どころを語った。
韓国系ハリウッド俳優ジョン・チョーの韓国ドラマ初出演作であるということも、欠かせないポイントだろう。今作では、ジュニクの死に関わるアメリカの国務部次官補役という重要な役どころを演じている。キム監督は「撮影前、オンラインでたくさんのやり取りをしました。細かいところまで台本分析をして質問を投げてくださったり、私たちが想像できないところまでアイディアを出してくださったり、作品に真摯に向き合ってくださり感謝しています。実際、韓国でお会いしたジョン・チョーさんはとても素敵な方でした。“大変な環境の中でトップにまで上り詰めたのは、やはり理由があるのだ”と思いましたね」としみじみと語った。
最後は、キム監督が「キャストとスタッフが最後の瞬間までベストを尽くして作った作品です。最終話まで楽しんでご覧ください」と話し、1時間半の会見の幕を閉じた。
『北極星』は、ディズニープラス スターにて9月10日(水)より字幕・吹替にて独占配信スタート。
予告
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南北朝鮮の平和的統一を願う大規模な集会の最中、大統領候補が射殺された。妻で元外交官のムンジュは、夫の遺志を継ぎ、自らが政党の大統領候補として出馬を決意する。
そして夫の死の真相を追い始めるが、やがて自身も何者かに命を狙われることに…
その危機を救ったのは、脱北者の男・サンホだった。
ムンジュは彼をボディガードとして雇うが、サンホは”ある秘密”を抱えていたー
『北極星』
ディズニープラスのスターで9月10日(水)より字幕・吹替にて独占配信開始
(全9話/初回3話配信、以降毎週水曜2話ずつ)
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スタッフ
監督:キム・ヒウォン(「涙の女王」 「シスターズ」 「ヴィンチェンツォ」「愛の不時着」)
ホ・ミョンヘン(「犯罪都市 PUNISHMENT」)
脚本:チョン・ソギョン(「シスターズ」「別れる決心」)
キャスト
ムンジュ役:チョン・ジヒョン(「青い海の伝説」「星から来たあなた」 「猟奇的な彼女」 )
(日本語吹替版:沢城みゆき( 「ルパン三世」峰不二子))
サンホ:カン・ドンウォン(「ベイビー・ブローカー」「新感染半島 ファイナル・ステージ」)
(日本語吹替版:濱野大輝(「SSSS.DYNAZENON」ガウマ))
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