ケイト・ウォルシュはハリウッドのテレビスターですから日本ではあまり知られてないでしょう。
新テレビシリーズ「13 REASONS WHY」(何故、13個の理由)(2017)、高校生の自殺を扱ったホームドラマ、では主人公の母親役、つまり脇役を手がけていますが、会見に現れたケイトはウェデイングドレスのような白のレースのタイトなドレスを着て、メークも髪も完璧なスターの登場でした。どことなくカトリーヌ・ドヌーヴに似ているので、そう告げたら「よく言われるのよ!大好きなスターだし」と当然のように答えてました。ネットの略歴を見たら、ドヌーヴに似ている点がしっかり描かれていて、さすが、と後で思った次第。
1967年10月13日カリフォルニア州のサンノゼに生まれ、のちにアリゾナ州のツーソンで大学に行きました。シカゴに移ってから演劇学校に通い、シェイクスピエア劇場などで経験を積みます。
素晴らしいプロポーションに加えて、美人なのに主役までたどり着かないのはどうしてなのか、と考えてみるとやはり運ではないでしょうか。もちろん数多の失業レベルの俳優から見たら、たいそうな幸運に恵まれていますが。
ほとんどがテレビシリーズの主役たちの妻、母親、妹、教師、医師、弁護士、刑事、と言った役回りで、頑張ってます。そして今年50歳になるケイトのオーラは正直に書きますと、かなり色褪せていました。脇役に徹してきた女優の諦めのような疲れが滲み出ているのです。
美しくとも、懸命にダイエットをしてスリムなボディを保っても、40歳を過ぎた女優にとって、ハリウッドはまことに過酷な世界なのですね。