INTRODUCTION
監督は「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」などで知られ、これがハリウッド本格進出作品となる英国のヒットメーカー、エドガー・ライト。オリジナル脚本を書き下ろすとともに30以上の楽曲を自ら選曲し、劇中で流れる音楽とアクションのリズムを一体化させている。犯罪映画やカーチェース映画の名作にオマージュを捧げたシーンも満載。
童顔の天才ドライバー、ベイビー役に「きっと、星のせいじゃない。」で注目されたアンセル・エルゴート。そのロマンスの相手役に「シンデレラ」のリリー・ジェームズ。二人を囲んで「アメリカン・ビューティー」のケヴィン・スペーシー、「ジャンゴ繋がれざる者」のジェーミー・フォックス、TV「MAD MEN」のジョン・ハムらが共演している。
STORY
天才的なドライビング・センスを買われ、 犯罪組織の〝逃がし屋〞として活躍している若きドライバー、通称〝ベイビー〞(エルゴート)。彼の必需品は、完璧なプレイリストが揃っている iPod。音楽を聴くことで、幼い頃の事故の後遺症である耳鳴りが消え、誰も止められないイカれたドライバーへと変貌するのだ。
ベイビーが犯罪に加担していたのは、犯罪組織を牛耳るドク(スペーシー)に借りがあるためだった。だがその借りも、あと一度の協力でチャラ。残忍な犯罪者バッツ(フォックス)との仕事を何とかやり遂げたベイビーは、晴れて自由の身となった。堅気の仕事に就いたベイビーは美しいウェートレス、デボラ(リリー)と恋に落ちる。
だが平穏は続かなかった。彼の才能を惜しむドクがデボラの身の安全と引き換えに、ベイビーを新たな強盗計画に引き込んだのだ。ベイビーは計画の危険性を感じながらも、愛する者のため最後のドライブに挑む。
見どころ3選をチェック
01: 英国の鬼才がいよいよハリウッド本格進出!
エッジの効いた語り口とユーモアで“英国の鬼才”と称えられるエドガー・ライトが本作でハリウッド本格進出。映画批評サイト“ロッテントマト”で最高評価を叩き出したのも話題だ。
02: ドラマと音楽が一体化したカーチェース版「ラ・ラ・ランド」
本作が革新的な点は、登場人物の動きや銃撃音などのリズムがすべて劇中の音楽に合うように演出されていること。全米でカーチェース版「ラ・ラ・ランド」と評されたのも納得!
03: “ベイビー”そのものだったアンセル・エルゴート
主演を務めるのは「ダイバージェント」などの若手注目株アンセル・エルゴート。キュートな童顔の持ち主で、様々な楽器も弾きこなせる彼は、まさに“リアル・ベイビー”だ。