編集部追記：2019年5月6日に一部更新しました
“アベンジャーズ”のアイアンマンとの夢の競演も実現
“スパイディ”“親愛なる隣人”など数々の愛称を持ち、マーベル・コミック史上最も有名なキャラクターの一人として知られるスパイダーマン。この夏、その待望の新シリーズが始動する！
今度のスパイダーマン／ピーター・パーカーは十五歳の高校生。昼間は普通の高校生としてスクールライフを楽しみつつ、放課後は特製スーツに身を包み、部活のノリで街の平和を守る“ヒーロー気取り”の少年だ。そんなピーターがアイアンマンに導かれ、真のヒーローとして目覚めていくまでの道のりが、一人の高校生としての青春や恋愛、友情とともに描かれていく。
新スパイダーマンは「シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ」（2016）にすでにゲスト出演しているが、今回初めて主人公として登場。マーベルのもう一人の人気ヒーロー、アイアンマン／トニー・スタークをはじめとする「アベンジャーズ」のメンバーとの夢の競演も実現している。スパイダーマンの映画化は、これがサム・ライミ―監督の「スパイダーマン」三部作（2002～2007）、マーク・ウェブ監督の「アメイジング・スパイダーマン」二部作（2012～2014）に続く三度目となる。
新スパイダーマン役で主演を務めるのは、「インポッシブル」「白鯨との闘い」など子役時代からキャリアを積んできた英国の新進俳優トム・ホランド。ハリウッド超大作で主演を務めるのはこれが初めてとなる。ピーターにとって師匠のような存在になるアイアンマン役には、同役での出演がこれで八作目となるロバート・ダウニー・ジュニア。敵役バルチャーには「バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」のマイケル・キートン。ピーターの保護者メイおばさんには「レスラー」のマリサ・トメー。そのほか、歌手やモデルとしても活躍するゼンデーヤらが共演している。監督はこれがまだ長編三本目という新鋭で、前作「COP CAR／コップ・カー」が高く評価されたジョン・ワッツ。
NYの街の平和を守るヒーロー、スパイダーマン。その正体は15歳の高校生ピーター・パーカー（トム・ホランド）だ。“シビル・ウォー”にも参戦した彼は、アイアンマンことトニー・スターク（ロバート・ダウニー・ジュニア）を師と仰ぎ、正義の味方として近所のパトロールに励んでいる。いつかアベンジャーズの正式な一員になるのが彼の夢だ。
アベンジャーズが繰り広げたNY決戦は街に大きな爪痕を残していた。ガレキの下には今も地球外の物質や兵器が眠る。トゥームス（マイケル・キートン）は仲間たちとその残骸回収事業に携わっていたが、スタークの会社によってビジネスを取り上げられてしまう。トゥームスはスタークへの恨みを胸に、残骸を我が物としてひそかに回収した。
スパイダーマンの活躍はYouTubeなどで次第に話題を呼ぶが、高校の親友のネッド以外は彼の正体を知らない。一方その頃、町では凶悪な兵器を使った犯罪が起きていた。その裏で糸を引いていたのはトゥームス。彼は地球外の物質から新兵器を開発し、それを犯罪者に横流ししていたのだ。そして自らも巨大な翼を着けた怪人バルチャーへと変貌した。
一日も早くアベンジャーズとして認められたいピーターはトゥームスの武器取引がフェリーで行なわれることを突き止め、スタークに報告せず、たった一人で現場へ向かう。だがバルチャーとの壮絶な戦いは、フェリーを真っ二つに引き裂くという最悪の結果を招いた。アイアンマンがその窮地を救うが、ピーターはヒーロー失格の烙印を押されてしまう。
アベンジャーズへの道を断たれ、落ち込むピーターに、高校の最大のイベント“ホームカミング”の開催が近づく。ピーターは思いを寄せる上級生の美女リズ（ローラ・ハリアー）をパートナーとして誘うことを決めるが、向かった彼女の自宅で待っていたのは想像を絶する試練だった。真のヒーローとして、ピーターは究極の決断を迫られることになる。
2017年度作品。2時間13分。アメリカ映画。ソニー・ピクチャーズ配給 2D／3D公開
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