STORY
「デッドプール」のライアン・レーノルズが「アベンジャーズ」シリーズのニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソンと共演した、最新アクションコメディ映画。身辺警護のプロ、マイケル・ブライス(レーノルズ)は、本来は敵である殺し屋ダリウス(ジャクソン)をイギリスからオランダの国際司法裁判所まで護送することになるが……
出演による見どころ紹介!
サミュエル・L・ジャクソン
「ヘイトフル・エイト」「キングコング:髑髏島の巨神」など強烈なキャラクター演技で知られるサミュエル。今回の世界最凶の殺し屋ダリウス役もすさまじく個性的だ。
彼は次のように話した。
『僕の演技は、身体的な特徴から役に入ることが結構多い。今回はカラスのタトゥーを入れてみた。あれは脚本にはなかった設定で、一人殺すごとにカラスが一羽ずつ増えていくんだ、とスタッフに説明した。じゃあ、この小さいカラスは?と聞かれたから、スクールバスに弾丸を浴びせた時のガキどもだ、と答えた。そんな風にして神をも恐れないダリウスの凶暴なキャラクターを作り上げていったんだ。
そんな男が、ある事情があって自首し、18年間ずっと殺そうと狙ってきた男と車に乗り込む展開になる。それまで銃の照準器の中にいた男が隣に座っているわけだ。ところが生身の敵に接しているうちに、次第に彼が気に入っていく。演じたライアンはすごくいい俳優で、ユーモアと機転が抜群だったよ。』
ライアン・レイノルズ
「デッドプール」の大ヒットによって一躍知名度を上げたライアン。本作では各国の要人や裏社会のトップの警護を専門とする一流のボディーガード、ブライスを演じている。
彼はこう振り返った。
『ブライスは非常に自信過剰な男で、自分は世界最高峰トリプルAのエージェントだと思っている。でも最凶の暗殺者ダリウスの護衛を引き受けた瞬間、それがまったくの思い上がりだと知る。怖いもの知らずで豪快なダリウスに対して、ブライスはむしろ真面目で不機嫌なタイプに持っていこうと努めたんだ。
ダリウス役のサミュエルの演技は驚異だったね。偉大な役者というのは常にどこかに自分自身を反映させているものだけど、サミュエルは今回“マザーファッカー”という言葉に新しい命を吹き込んだ(笑)。いや本当に、今まで誰もやらなかった方法で、マザーファッカーという言葉を一つ上の高みに上らせたと僕は思うんだけどね。彼とのケミストリーはとても満足のいくものだったよ』