春の本命映画としていま大きな話題を呼んでいるのが、ディズニー/ピクサーの最新作「リメンバー・ミー」はどのようにして生まれたのか?気になる作品背景に迫ります。
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「リメンバー・ミー」はどのように生まれたのか?
01: 物語の基になったのは“メキシコの死者の日”
映画のベースになったのはメキシコ各地の伝統である死者の日(10月31日~11月2日の3日間行なわれる)。日本でいえばお盆のような、故人の魂を迎える祭礼行事だ。監督はメキシコ各地の墓地や美術館などを訪れ、3年間にも及ぶ綿密なリサーチを行なったという。
02: 参考にした映画の一本は「リトル・ダンサー」
主人公のミゲルは秘かにミュージシャンを夢見る少年。しかし自分の夢と、家族の一員としての思いの狭間で葛藤している。この少年のドラマを作るにあたって参考にした映画が「リトル・ダンサー」。これもダンサーを夢見る少年が家族との狭間で葛藤する物語だ。
03: ショロ犬はあの世に導く犬
意表を突く活躍を見せるのが野良犬のダンテ。能天気な性格だが、ミゲルにはとことん忠実で、いざというときには頼れる存在。ダンテの犬種はメキシカン・ヘアレスドッグ(ショロ犬)という設定。ショロ犬はメキシコでは『亡くなった人をあの世に導く』とされている。
04: 死者の国のイメージは世界遺産の街
死者の国のイメージのもとになったのはユネスコの世界文化遺産、メキシコの州都グアナフアト。そのカラフルな街並みはまるでおとぎ話に出てくるように幻想的で、物語の舞台にぴったり。映画「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」もここで撮影された。