2017年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した、ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督(「裁かれるは善人のみ」)最新作。それぞれ別のパートナーがいる離婚協議中の夫婦。二人が言い争いを続ける中、12歳の息子が突然失踪する……

監督は2017年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したアンドレイ・ズビャギンツェフ

出演はマルヤーナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン、マトヴェイ・ノヴィコフらで、脚本をいつものように監督とオレグ・ネギンが共同で執筆。暗く冷たいロシアの冬の映像を撮影したのはミハイル・クリチマン。

画像: 監督は2017年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したアンドレイ・ズビャギンツェフ

離婚協議中の夫婦の幼い息子が突然行方不明に!

一流企業に勤めるボリス(ロズィン)と美容サロンを経営するジェーニャ(マルヤーナ)の夫妻は離婚協議中。言い争いが絶えない二人は12歳の息子アレクセイ(ノヴィコフ)をどちらが引き取るかでもめていた。息子はそんな両親の口論を耳を塞ぎながら聞いている。ボリスにもジェーニャにも既に別の恋人がいて、どちらも一刻も早く新生活を始めたいと思っていた。

画像: マルヤーナ・スピヴァク

マルヤーナ・スピヴァク

そんな冷え切った夫妻がデートで留守中、息子の通う学校から連絡が入る。アレクセイは二日間も登校していないというのだ。警察があてにならず市民ボランティアに捜索を依頼する夫妻。夫妻とボランティア・スタッフは心当たりをあちこち探し回るが、アレクセイの姿は見当たらない。そんな時、アレクセイの友人から、チャットで話していた〝基地〞が森の中にあると聞いた夫婦とスタッフはそこへ足を踏み入れるが……

「ラブレス」
*2018年4月7日公開***
原題『愛のない』2017年度作品。2時間7分。ロシア=仏=独=ベルギー映画。
クロックワークス=アルバトロス・フィルム=STAR CHANNEL MOVIES配給

This article is a sponsored article by
''.