驚異のバーチャル・リアリティーの世界で"大いなる遺産"を巡る大冒険が始まる!スティーブン・スピルバーグ監督作「レディ・プレイヤー1」。日本文化が随所にちりばめられた本作は、みんな笑顔で楽しめるエンターテイメント大作となっている。

〝大いなる遺産〞を求めてVR世界に飛び込んだ若者たちの大冒険

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ジュラシック・パーク」「インディ・ジョーンズ」など数々の夢の世界を描いてきたスティーヴン・スピルバーグ監督がバーチャル・リアリティー(仮想現実)の世界で繰り広げられる〝世紀の祭典〞を描くSFアドベンチャー。アーネスト・クライン著のベストセラーSF小説『ゲームウォーズ』を原作に、〝大いなる遺産〞を求めてVR世界に飛び込んだ若者たちの大冒険を描く。

1980年代を中心とするポップカルチャーへのオマージュが盛り込まれ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、「AKIRA」のバイク、「アイアン・ジャイアント」のロボット、「機動戦士ガンダム」のモビルスーツといった象徴的なモチーフ、キャラクターが多数登場する。

主演は「X-MEN:アポカリプス」のサイクロプス役などで知られる新進俳優タイ・シェリダン。ヒロイン役に『ぼくとアールと彼女のさよなら』で注目されたオリヴィア・クック。そのほかマーク・ライランス、サイモン・ペグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィンらの共演。

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ここがスゴイ!見どころ4選

CHECK 01: 誰もがVR世界に没頭する近未来が舞台

画像: CHECK 01: 誰もがVR世界に没頭する近未来が舞台

物語の舞台は荒廃した近未来のアメリカ。そこでは大人から小さな子どもまで誰もがゴーグルを着用し、VR世界に没頭している。仮想現実が第二の社会になっているのだ。

CHECK 02: オアシスの世界はまるでテーマパーク

画像: CHECK 02: オアシスの世界はまるでテーマパーク

格闘ゲームやカーレースなどのアトラクションが満載で、まるでテーマパークのような理想郷オアシス。バーチャルとはいっても、触れたものの感触などはダイレクトに感じ取れる。

CHECK 03: 空前のトレジャーハンティングが始まる

画像: CHECK 03: 空前のトレジャーハンティングが始まる

VR世界で繰り広げられるのは空前の規模の“宝探し” ! その主人公は80年代文化に憧れるオタク少年ウェイドとその仲間たち。青春映画でもあり、恋愛映画にもなっている。

CHECK 04: あの有名キャラクターたちが作品の枠を超えて集合

想像が現実になる世界オアシスには、映画やアニメなどの有名キャラクターやガジェットが多数登場。『ストリートファイター』やガンダムなど日本発の人気キャラの姿も!

スティーヴン・スピルバーグ本人が語る「レディ・プレイヤー1」

娯楽映画を作っているとき、僕にとって達成すべき最も重要なことは、人々が笑って楽しんでくれることだよ。それがもっとも重要なことなんだ。こういう映画では、最も重要な反応は、一般の人々の反応だよ。

原作には僕の作品の引用が10ページごとに登場していて、「もし誰か他の人がこの映画を作って、僕へのオマージュを入れすぎたら、僕は恥ずかしく思うだろう」と思った。それで「僕が監督するべきだ。そうすれば僕のことをそんなに入れないですむ」と思ったんだ。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいに、いくつかは僕自身の作品を引用した。グレムリンが走り回っているところも。でも本作の大半は、1980年代のスタイルや文化、政治、音楽、映画やテレビを祝福しているんだ。

スティーヴン・スピルバーグ

僕は映画の中の日本文化の引用が大好きだ。この映画には「AKIRA」のバイクが出てくるし、キャラクターの一人のアバターはとても有名な日本人俳優(三船敏郎)に似ている。すごくたくさん、日本からやってきた素晴らしいアニメや漫画があると感じる。僕たちはそれを讃えたかったんだ。

僕の母は去年、97歳で亡くなった。母が最後の息を引き取るまで失わなかった唯一のものは、ただ、生きているという贈りものに対する大きな感謝の念と、喜びと、驚きだった。彼女は他の人たちにもそれを感じて欲しかったんだ。そして僕もフィルムメーカーとしてそういうふうに感じているよ。

「レディ・プレイヤー1」
2018年4月20日公開
原題『レディ・プレイヤー1』2018年度作品。アメリカ映画。
ワーナー・ブラザース映画配給
2D/3D公開

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