01. 生い立ち
ゲール語の名前の意味は“自由”
シアーシャ・ローナンは1994年4月12日生まれで、意外にもまだ24歳。ファーストネームは母国、アイルランドのゲール語で〝自由〞を意味する。
名付けたのは共にダブリン出身で俳優の父親、ポールと、子役出身の母親、モニカで、2人は唯一の子供だったシアーシャを伴い、彼女が3歳の時にニューヨークのブルックリンから故郷のダブリンに移住。その後、シアーシャはアイルランド北部、カーロウ州郡にある名門、アルダティン国立学校に通学するが、後に家庭教師を雇って自宅学習にシフトする。
シアーシャが弱冠13歳で出演した「つぐない」(07)で初のオスカー候補になった時、アルダティン時代のクラスメートがお祝いのビデオメッセージを制作してプレゼントしているから、彼女がいかに級友たちから愛されていたかが分かる。
02. 子役時代
「ハリポタ」のオーディションを受けたことも
女優デビューは9歳で出演した医療ドラマ「The Clinic」(03〜09)。同シリーズはシアーシャ以外にも「パイレーツ・ロック」(09)のクリス・オダウド等、多くの逸材を輩出。その後、ジャーナリストが難事件を探るミニシリーズ「Proof」(04)のシリーズ2に出演。同時に、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(07)のルーナ・ラブグッド役のオーディションにも参加するが、惜しくもイヴァナ・リンチに役は渡ってしまう。
遂に巡ってきた映画デビューはエーミー・ヘッカリング監督の「I Could Never Be Your Woman」(05)。しかし、残念ながら映画はビデオスルーに。それでも〝ミシェル・ファイファー演じるヒロインとシアーシャ演じる娘のユニークな親子関係は作品中のハイライト〞(業界紙バラエティのレビュー)とピンポイントで絶賛される。
「The Christmas Miracle of Jonathan Toomy」(07)は各国の映画祭で高評価を得るも、またもビデオスルーに。
03. プライベート
現在は同郷のミュージシャンと交際中
SFラブロマンス「わたしは生きていける」(13)での共演がきっかけで交際をスタートさせたジョージ・マッケイ(「パレードへようこそ」)、そして、「ザ・ホスト美しき侵略者」(同じく13年)で共演したジェレミー・アイアンズの息子、マックス・アイアンズ等、ボーイフレンドとして名前が浮上した相手は何人かいるが、すべて過去形。
現在、PVの制作を介して知り合ったアイルランド出身のミュージシャン、ホージアとの交際が噂されるシアーシャだが、同郷人ということで今回はさらなる進展があるかも。
前編はここまで。後編では、キャリアや今後の予定もご紹介しますのでお楽しみに!