若者(15〜34歳)の死因が病死や事故を抜き、自殺が1位となり、SNSには「死にたい」「消えたい」などの言葉が氾濫している自殺大国“ニッポン”。雑誌「The New Yorker」に掲載された自殺防止活動に取り組む僧侶・根本一徹の存在に魅了された女性監督のラナ・ウィルソンが、日本を訪れ3年半にわたって撮影を敢行したドキュメンタリー映画『いのちの深呼吸』が9月8日(土)よりポレポレ東中野にて公開されることが決定した。
画像: 自殺大国“ニッポン”の真実とは? 感動のドキュメンタリー映画『いのちの深呼吸』公開決定

自殺防止活動に取り組む僧侶の姿を通して日本の現実が浮き彫りに

いじめ、リストラ、ひきこもり、貧困、介護…。「生きづらい」と言われて久しい、私たちの国日本。GDP(国内総生産)世界第3位(2017年)の恵まれた経済大国にもかかわらず、なぜ死に急ごうとする人が後を絶たないのか?

デビュー作「After Tiller」(2013年・Martha Shane共同監督)でエミー賞を受賞した女性監督ラナ・ウィルソンは、自殺防止活動に取り組む僧侶・根本一徹に3年半にわたって密着。根本の日常を通して、アメリカ人である監督が日本社会の<現実>を浮き彫りにしていく。

岐阜県。大禅寺の住職、根本一徹のもとには、全国の自殺志願者からのSOSが昼夜問わずに届く。日常生活で徹底的に追いつめられ、誰も頼れない彼らのもとに根本は駆けつけるが、特別なことはしない。じっと話を聞き、一緒に食事をしたりして、さりげなく寄り添うだけだ。それでも彼らは根本の存在に安堵し、いのちの深呼吸をするように、少しずつ生気を取り戻す…。根本も身近な人間を自殺で亡くしていた。心臓に病魔を抱えながら、大量のメールや電話に心身は限界にきていた。いったい何が、彼を突き動かしているのか—。

このたび、本作にクリスチャン・フェネスとのコラボレーション楽曲を挿入曲として提供している坂本龍一をはじめ、脳科学者の茂木健一郎、自身のうつ病の経験を漫画化した「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」が話題となった田中圭一、映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』の原作や「自殺」などの著書がある末井昭、神経科医の春日武彦、原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子など錚々たる著名人たちからの絶賛コメントも公開された。

画像: 自殺防止活動に取り組む僧侶の姿を通して日本の現実が浮き彫りに

著名人からのコメント

新鋭の女性監督、ラナ・ウィルソンは本作を通して「心に耳をひらく」ことの大切さを描きたかったのではないか。
静かで強いドキュメンタリー映画だ。
坂本龍一(音楽家)

この困難な時代に、『いのちの深呼吸』は希望の灯火のような映画だ。
茂木健一郎(脳科学者)

ギブアップする場面があって驚かされた。その苦しげな表情。「死ぬ以外の選択肢」を、
自ら体現してみせつつ真摯に向き合う以外に方法はないだろう。でも、それすら万能ではない。
そんなことなど百も承知で、彼は戦い続ける。誰にも真似はできない。
春日武彦(神経科医)

死への魅力に取り憑かれている人たちを救おうとする僧侶・根本さん。
彼自身が、まだ悟りの途上にあって、生きることの意味を探っている。
その苦悩も含めて「命」の在り様について深く考えさせられました。
田中圭一(マンガ家)

死にたいと言う人を前に、何も言えない僧侶、
しかし、連絡があれば駆けつける僧侶、困惑する僧侶、悩める僧侶、
そんな僧侶を初めて見た。
末井昭(エッセイスト)

自殺という重いテーマについて、監督は登場人物を美化せず赤裸々に描き出す。
見る者に残されるのは、ひとは自分を救うために他者を救うのかという問いかけである。
信田さよ子(原宿カウンセリングセンター所長)

いのちの深呼吸
9月8日(土)よりポレポレ東中野にて公開
配給:パンドラ
©DRIFTING CLOUD PRODUCTIONS, LLC 2017

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