90年代に熱狂的なブームとなったシリーズの最新章「X-ファイル 2018」がリリースされます。モルダーとスカリーのコンビは今回はどんな事件に挑むのでしょうか。(文・池田 敏/デジタル編集・スクリーン編集部)

熱狂的ヒット作の2年ぶりの新章、日本初上陸!

FBIの男女コンビ、モルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)が怪現象・異常事件に挑み続けて大ヒットした、SFサスペンスの続編「X-ファイル2016」。その2年ぶりに生まれた新章で、全6話だった前シーズンより全10話に増えてスケールアップした。

前シーズン、モルダーとスカリーは以前の上司スキナー(ミッチ・ピレッジ)に呼び出され、X-ファイル課は復活。一方、スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)ら政府の黒幕勢が人間と異星人の交配種(ハイブリッド)を生み出そうとする陰謀は進行し、交配種以外の人類を死滅させるべく、一味は人類を抹殺するスパルタ・ウイルスを散布。世界的にパニックが広がったが…。

ロングラン・ヒット作らしく、旧キャラ再登場など従来のファンを楽しませるサービスを満載すると同時に、新キャラ登場などの野心的試みも。バラエティーに富む全10話だ。

CHECK POINT 01:息子ウィリアムが重要キャラに

画像: 二人の息子ウィリアムが17歳になって登場する

二人の息子ウィリアムが17歳になって登場する

前シーズン最終話、再びクローズアップされたのは第8シーズンの終わりにモルダーとスカリーの間に生まれたが、里子に出されていた息子ウィリアム。この「X-ファイル2018」ではとんでもない超能力を持つことが判明し、さらに重要なキャラに育っていく。ウィリアム役を演じるのは、1992年生まれの新進若手男優マイルズ・ロビンズ(ティム・ロビンズの息子)。

CHECK POINT 02:あの人気キャラが再登場

ローン・ガンメンのラングリーが意外な形で再登場

1993~2002年の間、計9シーズンもロングランした「X-ファイル」の続編とあって、かつての人気キャラの意外な復活も見もの。亡くなったはずの“ローン・ガンメン”のラングリー(ディーン・ハグランド)や、第8・9シーズンのレイエス捜査官(アナベス・ギッシュ)らが再登場!

CHECK POINT 03:ユニークなエピソードも…

画像: 第7話では二人がほとんど台詞をしゃべらない

第7話では二人がほとんど台詞をしゃべらない

元々は一話完結形式で怪事件を描いた本作だが、政府の陰謀など物語が連続するエピソード群の人気も高いとはいえ、謎を残しつつもきちんとオチがある基本型エピソードの人気も高い。この第11シーズンは、第3・4・6~9話がそれらに該当。モルスカ・コンビがほとんど台詞を話さず、AIに困らされ続ける第7話は出色だ。

画像: 「X-ファイル2018」 ブルーレイBOXフォックス・HE/2018年7月18日発売、10000円+税(3枚組)、DVDコレクターズBOXは8000円+税(6枚組)で同時発売 特典=エピソードガイド、ポストカードセット封入、続・撮影現場のエコ・プロジェクト、主演者二人の対談、スカリー効果、「X-ファイル」を紐解く:シーズン11の構築、X-ファイル25周年ほか

「X-ファイル2018」

ブルーレイBOXフォックス・HE/2018年7月18日発売、10000円+税(3枚組)、DVDコレクターズBOXは8000円+税(6枚組)で同時発売

特典=エピソードガイド、ポストカードセット封入、続・撮影現場のエコ・プロジェクト、主演者二人の対談、スカリー効果、「X-ファイル」を紐解く:シーズン11の構築、X-ファイル25周年ほか

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