01:「リーサル・ウェポン」
ベテランと無鉄砲刑事の異色コンビが大活躍
若き無鉄砲白人刑事とマイホーム主義ベテラン黒人刑事のコンビが麻薬組織に挑む。メル・ギブソンとダニー・グローヴァーの丁々発止が絶妙。ヘリからの銃撃シーン、組織の殺し屋との激闘など見せ場てんこ盛り。シリーズは4作まで続き、別俳優でテレビ化も。
監督/リチャード・ドナー
出演/メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー
02:「ヒート」
2大名優の激突が重量級の犯罪アクション
デニーロがギャングに、パチーノが刑事に扮し、待望の夢共演。銀行強盗シーンから、市民を巻き込んでの大銃撃戦に発展するあたりがスリリング。サングラスにマシンガンのデニーロのカッコ良さに惚れ惚れ。クライマックスの空港滑走路では両雄が最後の対決!
監督/マイケル・マン
出演/ロバート・デニーロ、アル・パチーノ
03:「ビバリーヒルズ・コップ」
悪をも煙に巻くお調子者の刑事が痛快!
エディ・マーフィーがデトロイトのお調子者に扮し、旧友の死に係わる疑惑を求めてビバリーヒルズに単身乗り込み、地元警察を巻き込んで悪を討つ。派手なドンパチも魅力だが、それ以上に売り物は、相手を煙に巻くエディーのマシンガン・トークの冴え。参ったぜ。
監督/マーティン・ブレスト
出演/エディ・マーフィー、ジャッジ・ラインホルト
04:「フェイス/オフ」
ありえない設定も魅力のジョン・ウー作品
整形で互いの顔が入れ替わったFBI捜査官とテロリストをニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが演じ、各々の組織を巻き込み宿命の戦いへ。ジョン・ウー監督作品らしく「男たちの挽歌」(1986)的スタイリッシュ大銃撃戦が炸裂。設定ありえねー、が逆に魅力!
監督/ジョン・ウー
出演/ニコラス・ケイジ、ジョン・トラボルタ
05:「ダーティハリー」
クールなはみだし刑事をイーストウッドが名演
イーストウッドの当たり役となったハミ出し刑事もの。連続射殺魔“さそり”との“私闘”にマグナム44が唸る。「(弾はあるか)賭けてみるか?」のハッタリ名台詞がキマる。射殺魔が乗っ取ったスクールバスに陸橋から飛び移るクライマックスも血が騒ぐ。
監督/ドン・シーゲル
出演/クリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ
06:「バッド・ボーイズ」
息もぴったりの麻薬捜査官コンビが悪を叩く
コンビものは刑事アクションの定番だが、こちらは恐妻家と富豪プレイボーイという異色の黒人コンビが売りで、麻薬特捜班の二人が密売組織をたたく。ウィル・スミスとマーティン・ローレンスの掛け合いが絶妙で、派手さが過剰なパート2より愛着のファンも多い。
監督/マイケル・ベイ
出演/ウィル・スミス、マーティン・ローレンス
07:「チャーリーズ・エンジェル」
強者美人探偵3人が事件解決に乗り出す!
テレビ・シリーズの映画化で、キャメロン・ディアスら美女3人が、誘拐されたIT産業の創立者の真相を探る。飛び道具を使わない彼女たちの武器がクンフーなのが素敵。キャメロンのキックに思わず、食らってみたい。チロル服、和服(?)などのコスプレも魅力。
監督/マック・G
出演/キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア
08:「ブリット」
“めまいを起こす”カーチェイスが評判に
マックィーンが黒のタートルネック、ホルスターに身を包んだ孤高の刑事に扮し、悪を追う。坂の街をジャンプ、激走するカーチェイスは当時“めまいを起こす”と評判に。「ダーティハリー」「フレンチ・コネクション」とともに70年前後の刑事アクション三羽烏!
監督/ピーター・イェーツ
出演/スティーブ・マックイーン、ロバート・ヴォーン
09:「ダイ・ハード」
世界一運の悪い刑事が悪を相手に大奮闘!
ブルース・ウィリスが“世界一運の悪い刑事”を演じて、これぞ当たり役!テロリストが占拠したハイテク・ビルでブツクサ言いながらもランニング、裸足のスタイルで孤軍奮闘する姿が大受け、外部の黒人警官との交信も感動的だった。シリーズは5作を数える。
オススメ見せ場はココ
ほとんど半ヤケ、火事場の馬鹿力で突進するあたりが魅力的。特に、ホースをロープ代わりに体当たりで窓から突っ込むシーンは圧巻!
監督/ジョン・マクティアナン
出演/ブルース・ウィリス、アラン・リックマン