大ヒット公開中の「インクレディブル・ファミリー」。前作を見逃してしまった人はおさらいしよう。さらに、前作「Mr.インクレディブル」を手がけ、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」など実写アクションにも腕を振るうブラッド・バード監督による撮影秘話も公開。また、斬新すぎる設定がかなり気になる同時上映作品の概要もご紹介。
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前作「Mr.インクレディブル」とは?
ピクサーが初めて人間社会を舞台に設定し、ヒーロー一家の活躍を描いた2004年のアニメーション映画。アニメ界のアカデミー賞といわれるアニー賞では映画部門全10部門を独占するという快挙を達成した。監督はブラッド・バード。ヒーロー制度廃止を機に家族と普通の生活を送っていたMr.インクレディブルことボブ。ある日届いた謎の手紙をきっかけに、彼はこっそりとヒーロー活動を再開。だがそれは敵の罠だった。囚われの身となったボブは、家族の協力を得て街の危機に立ち向かう。
ブラッド・バード監督が語る製作秘話
『前作を作ったときにはヒーロー映画は「スパイダーマン」と「X-MEN」ぐらいしかなかったけど、今や映画もTVもスーパーヒーローだらけだ。だから、ユニークなストーリーを作るのは前より難しい状態にあるし、もし本作をヒーロー映画と考えたなら、僕らは何もできなくなったかもしれない。だけど、僕らはそうは考えなかった。
この映画が違うのは、家族の映画だということ。僕らの映画が成功したのは、誰もが最低でも二人のキャラクターに共感できるからだと思う。僕らはみんな子どもだった時期がある。赤ちゃんの世話はとても大変なことだし、ティーンエイジャーの扱いは別の意味で大変だ。そこが僕らの映画の強み。そう考えたら、この映画を作るのがずっと気楽になったよ』
同時上映「Bao」では、中華まんに命が宿る?!
「インサイド・ヘッド」(2015)のストーリー・アーチスト、ドミー・シーが監督を務める短編アニメーション。息子が成長して家を離れ、寂しくてたまらないお母さん。そんなある日、不思議な出来事が。なんと手作りのかわいい中華まんに命が宿ったのだ!