デンゼル・ワシントンが40年のキャリアの中で初のシリーズ映画に挑戦
19秒で世の悪人を葬る仕事請負人=イコライザーという新たなダークヒーローを誕生させた2014年のヒット作「イコライザー」の続編。身の回りのものを武器に変え瞬時に悪人を始末するイコライザーことロバート・マッコールが、今度は“悪のイコライザー”と激突する。
前作に続いて主演を務めるのは2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントン。40年以上のキャリアの中で、これが初の続編出演となる。監督も前作同様アントワーン・フークア。「トレーニング・デイ」「イコライザー」「マグニフィセント・セブン」に続き、これが二人の4本目のタッグ作品となる。
共演にはメリッサ・レオ、ビル・プルマンといった続投メンバーに加え、「キングスマン:ゴールデン・サークル」のペドロ・パスカルが新たに参加。また「ムーンライト」のアシュトン・サンダーズがマッコールと疑似父子のような関係を築く青年マイルズを演じている。
ロバート・マッコール(ワシントン)の昼の顔はごく普通のタクシー運転手。老紳士を毎日ケアセンターに送迎するのが日課で、謙虚で勤勉な男として愛されている。
しかし彼にはもう一つの顔がある。それは元CIA捜査官。世の悪人を人知れず、数秒間で始末するのが彼の“仕事”だ。ある晩、集団暴行を受けた様子の女性を目撃した彼は、犯人の集う豪華マンションへ乗り込み、いつもの仕事を遂行した。
愛妻の喪失に苦しむマッコールにとって、心の拠り所となっているのがCIA時代の上官スーザン(メリッサ)。唯一彼の過去や別の顔を知る理解者だ。だが彼女はベルギーでの捜査中に命を落としてしまう。
犯行は強盗犯によるものとして片づけられるが、不審を抱いたマッコールは独自の調査を開始。浮上してきた黒幕は、マッコールと同じイコライザーという衝撃的なものだった。イコライザー同士の、究極の闘いの幕が切って落とされる。
2018年度作品。2時間1分。アメリカ映画。ソニー・ピクチャーズ配給