アメリカ=メキシコ国境を巡る麻薬戦争をシリアスなタッチで描いたサスペンス・アクション「ボーダーライン」の続編で、今回は麻薬カルテル同士の戦争を誘発するという新たなミッションが展開される。
主演は前作同様ベニチオ・デル・トロ(「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」)とジョシュ・ブローリン(「デッドプール2」)で、デル・トロと行動を共にすることになる麻薬王の娘役で「トランスフォーマー/最後の騎士王」のイザベラ・モナーが加わっている。共演はほかに「ゲット・アウト」のキャサリン・キーナー、「スティーブ・ジョブズ」のマシュー・モディン、「LBJケネディの意志を継いだ男」のジェフリー・ドノヴァンら。
前作に続いてテイラー・シェリダンの書き下ろした脚本を、「暗黒街」のイタリア人監督ステファノ・ソッリマが演出、「エイリアン:コヴェナント」のダリウス・ウォルスキーが撮影を担当した。
アメリカ国内の商業施設で大規模な自爆テロが発生。事態を重く見た政府はテロリストがメキシコ国境から不法入国した容疑が濃いと、CIA特別捜査官マット・クレイヴァー(ブローリン)に秘密任務を下した。それは不法入国をビジネスとする麻薬カルテルを混乱に陥れるため、カルテル同士を戦争状態に突入させようというものだ。マットは旧知の暗殺者アレハンドロ(デル・トロ)を引き込み、作戦を開始する。
麻薬王レイエスの娘、16歳のイサベル(イザベラ)を敵対組織を装って拉致し、一度アメリカ国内に戻った上で麻薬取締局として彼女を救出、メキシコ国内に送り届けるというのが作戦の内容だった。
拉致、移送まではうまくいった。しかし、メキシコに入ったところでレイエスの息のかかったメキシコ警察の襲撃を受け、イサベルが行方をくらます。アレハンドロは単身、彼女を追って砂漠地帯に入り込み、さらなる危機に見舞われてしまう…
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
11月16日公開。2018年度作品。2時間2分。アメリカ映画。KADOKAWA配給
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