旧東ドイツの巨大スーパーで働く人たちのささやかな日常をドイツの新世代監督トーマス・ステューバーが描く『希望の灯り』が2019年4月5日(金)、Bunkamuraル・シネマほか全国公開されることが決定。このたびビジュアルと予告編が完成した。
画像: 映画『希望の灯り』予告編 www.youtube.com

映画『希望の灯り』予告編

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画像: ベルリンの壁崩壊後の巨大スーパーで働く人たちのささやかな日常を描く『希望の灯り』が公開決定

ヒロイン役は『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラー

本作はベルリンの壁崩壊後のスーパーマーケットを舞台に、社会の片隅で助けあう人々の日常を静かに描くハートウォーミングな人間ドラマ。物語は、腕や首の後ろにタトゥーを入れた無口な青年クリスティアンが、巨大スーパーマーケットの在庫管理係として働き始めるところから幕を開ける。

ある日、彼は職場でマリオンという女性と出会い、彼女の謎めいた魅力に一瞬で惹かれる。だがマリオンは既婚者だった……。クリスティアンを中心に、個々に問題を抱えながらも、日々を懸命に生きている従業員たちの哀感やちいさな幸福が描かれていく。

主人公のクリスティアンを演じるのは、フランツ・ロゴフスキ。ミヒャエル・ハネケ監督作品『ハッピーエンド』(17)でイザベル・ユペールのうだつの上がらない息子を演じ、『未来を乗り換えた男』(18)ではファシズムが吹き荒れるドイツからマルセイユに逃れてきた主人公を演じた、大注目のドイツ人男優だ。本作で第68回ドイツアカデミー賞主演男優賞を受賞した。

彼が一目惚れする年上の女性マリオンを演じるザンドラ・ヒュラーは、『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)で仕事中毒の女性を演じて数多くの主演女優賞を獲得した、ドイツを代表する女優のひとり。クリスティアンに心惹かれながらも自分からは踏み出せないマリオンの心の揺れをチャーミングに演じている。

監督のトーマス・ステューバーは、1981年、旧東ドイツのライプツィヒ生まれの37歳。本作は、クレメンス・マイヤー(1977年、旧東ドイツ・ハレ生まれ)の短編小説「通路にて」を映画化したものだ。

社会の片隅で助けあう人々の日常を静かに描き出す本作は、人と人との距離感という意味でも、孤独を時にユーモラスに描き出すという意味でも、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ作品に通じるものがある。「美しく青きドナウ」や「G線上のアリア」などクラシックの名曲の効果的な使い方や、カナダのゴシックフォーク・グループ、ティンバー・ティンバーの「Moments」をエンディング曲に選ぶなど、その音楽センスにも注目だ。

希望の灯り
2019年4月5日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国公開
配給:彩プロ
© 2018 Sommerhaus Filmproduktion GmbH

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