偉大な名画を残した天才ゴッホの生涯を 『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル監督が描く『At Eternity’s Gate 』(原題)が邦題を『永遠の門 ゴッホの見た未来』として2019年に公開されることが決定した。
ゴッホを熱演するウィレム・デフォーがゴールデングローブ賞にノミネート
本作は、精神に病を抱え、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きた天才画家フィンセント・ファン・ゴッホを描いた作品。唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死に迫っていく。
生きているうちに誰にも理解されなくとも、自分が見た<世界の美しさ>を信じ、筆を握り続けたゴッホ。不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、『潜水服は蝶の夢を見る』で話題を呼んだ鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが圧倒的映像美で描く、珠玉の感動作となっている。
シュナーベル監督に「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめたのが、今回主人公のゴッホを演じ、第 75 回ヴェネチア国際映画祭では見事最優秀男優賞に輝いたウィレム・デフォー。ウェス・アンダーソンなど、作家性の高い監督作品からハリウッド大作まで、幅広いジャンルで活躍する名バイプレイヤーだ。
デフォーはこのたび発表された第76回ゴールデングローブ賞ノミネーションでも、みごと最優秀男優賞にノミネート。これまでゴールデングローブ賞では、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2001)と『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)の2回助演男優賞にノミネートされているが、主演男優賞では初のノミネートとなった。観客を圧倒する演技に、今後の賞レースでも期待が高まる。
永遠の門 ゴッホの見た未来
2019年 全国公開
配給:ギャガ、松竹
© Walk Home Productions LLC 2018