ナチスのプロパガンダ映画としてドイツではいまなおタブーとなっている『意志の勝利』などの監督として知られ、戦後に「ナチス協力者」のレッテルを貼られ、非難、黙殺を受けたレニ・リーフェンシュタールの波乱の生涯をたどるドキュメンタリー映画『レニ』が2019年1月19日(土)よりアップリンク渋谷にて公開決定した。

「世間の悪意が私をこんなに長生きさせたんだわ」

画像: 「世間の悪意が私をこんなに長生きさせたんだわ」

世界映画史上に粲然と輝く1936年ベルリン・オリンピック大会の記録映画『オリンピア』(ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞)や、ドイツではいまもなおタブーとなっているナチス党大会の記録映画『意志の勝利』を監督したレニ・リーフェンシュタール。

彼女は戦後に「ナチス協力者」のレッテルを貼られ、避難、黙殺を受けながらも数多くの裁判を闘い抜き、70才を越えて写真集『ヌバ』、水中写真で見事なカムバックを果たし、2003年101歳で亡くなるまでクリエイティブの現場で活躍し続けた。本作『レニ』は彼女の波乱に富んだ人生をあますことなく描ききった唯一無二の作品だ。

監督を務めるのはレイ・ミュラー。映画完成後のインタビューでは 「プロデューサーからレニをドキュメントする映画の話をもちかけられた時には、何日も迷いました。でも18人もの監督が拒否したと聞き、がぜんやる気が湧きました」と語っている。本作では、レニがなぜ「憎まれ、愛され、弾劾され、賞賛される」のかを明らかにしていく。

ミュラー監督の執拗な質問にもまったくひるむことなく、時には激しく反論するレニ。「世間の悪意が私をこんなに長生きさせたんだわ」という発言も。世界を敵に回した執拗なバッシングや裁判。頭部から動脈がぶらさがるほどの交通事故、スキーでの大腿骨骨折。それらをものともしないその強靭な生命力はどこからくるのか?

想像を絶する幾多の困難にも常に真正面から立ち向かい、芸術のためにはすべてを投げ打って没頭するレニ。激動の時代の貴重な未公開フィルムもまじえながら、“20世紀を4回生きた女性”といわれる彼女の素顔に迫っていく。

レニ
2019年1月19日(土)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開
配給:パンドラ
©OMEGA FILM GmbH/NOMAD FILMS 1993

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